当クリニックについて

院長ご挨拶

関川 浩司(せきかわ こうじ)

あけましておめでとうございます。

 昨年は異常気象や世界各地での紛争そして国内では政治資金問題や物価の上昇など落ち着かない一年でした。 このような状況の中でしたが、当院ではよりよい医療の提供を継続するため新たに医療DX委員会を立ち上げ、また文化面ではギャラリーの本格開催と4月からは患者、スタッフそして地域住民の方々のための院内コンサートを開催してきました。 本年は7月で開院11年目を迎える年となりますが10年間で築き上げた盤石な土台の上に新たな企画を加えて行く一年にしながら引き続き求められる医療を継続するためスタッフ一丸となり邁進したいと思います。

 これまで唱えてきた a)情報の共有 b)明るい職場環境作り c)自らが受けたい医療の提供のための創意工夫 d)誰もが働きたくなる職場作りの4点を今後も継続して参ります。 財団の基本理念‘断らない医療’’患者主体の医療‘’地域に根ざし、地域に貢献する医療‘を常に心に刻み当院の基本精神である’和顔愛語、先意承問‘を実践して参ります。

 診療科としては外科(大腸肛門外科、乳腺外科、食道外科、肝胆膵外科、呼吸器外科、減量外科、一般外科)、消化器系総合診療科、消化器内科、循環器系総合診療科、心臓病センター(循環器内科、心臓外科)、大動脈センター、脳神経外科、脳血管センター、脊椎・脊髄専門外来、婦人科、泌尿器科、美容外科センター、下肢静脈瘤センター、痛み外来、漢方外来さらには日帰り手術センター、 日帰り化学療法センターなど多岐にわたる総合専門外来として今後も引き続き診療をして参ります。 加えてインターナショナルクリニックとしての体制もさらに充実して参ります。

 本年の標語は‘心機一転’とtransparency’にしました。開院10周年にあたり、10年間をかけ皆でさまざまな絵を描いたキャンバスにあらたな絵を描いていくという思いと職場内では透明性を重んじ常にオープンな雰囲気を作り働きやすい職場作りをするという思いを込めました。

 本年もよろしくお願いいたします。

2025年初春
社会医療法人財団石心会
第二川崎幸クリニック 院長

関川 浩司

経歴

1980年 福島県立医科大学医学部卒
1986年 オランダ王立リンブルグ大学
1990年 大原綜合病院外科部長
2000年 福島県立医科大学外科学第二講座助教授
2006年 川崎幸病院副院長・外科部長
2007年 川崎幸病院消化器病センター長/福島県立医科大学臨床教授
2015年 第二川崎幸クリニック院長

外科系消化器系および心臓血管系専門外来の設置

消化器系総合診療科・外科・乳腺外科・呼吸器外科・消化器内科・消化器総合診療科・脳神経外科・脳血管センター・心臓病センター(循環器内科/心臓外科)大動脈センター・末梢血管外科・美容センター・形成外科・泌尿器科・婦人科と幅広い専門外来を設置しております。
当院は予約制を基本としておりますが、当日発症した方に対しても随時対応し‘断らない医療’を行っております。

特殊外来の設置

痛み外来、脊椎外来、漢方外来、ストーマ外来など特殊な外来を設置することにより
いろいろな症状を持つ方々のために柔軟な対応をしております。

各種相談外来の設置

インテーク外来、がん相談外来、緩和ケア相談外来、リンパ浮腫外来、栄養相談外来を設置し、常に病に悩む方々の傍らにいることを心掛けております。

シームレスながんサポート体制の確立

近年は2人に1人ががんに罹患する時代になっております。このような時代に対応するため診断から治療さらにはケアに至るまでシームレスながん医療体制を確立しております。
診断機器としては内視鏡、64列CT、1.5TのMRI2台、各種超音波機器、マンモグラフィー、膀胱鏡、子宮鏡、各種穿刺診断機器を完備し、正確な診断を遂行しております。
また癌治療に関してがん化学療法は当院の化学療法室で行っております。さらには川崎幸病院との密な連携をしながら、手術、放射線治療については川崎幸病院で実施しております。 また化学療法インテーク外来、がん相談外来、緩和ケア相談外来などの相談外来を通して、‘患者主体の医療’を心掛けております。患者・家族会も定期的に開催しております。

日帰り手術の実施

手術室を2室有し、術前から術後までをケアする専属コーディネーターを配置し、安心安全な日帰り手術を実施しております(外科、形成外科、美容センター、乳腺外科、婦人科、静脈瘤センター、泌尿器科など)。 全身麻酔では川崎幸病院と当院をオンラインで結びモニター管理のもと、麻酔科医師による安全な麻酔を実施しております。

International Clinicとしての展開

益々増加する外国人居住者および訪日外国人も安心した医療が受けられるような体制を構築しております。英語、中国語を話せるコンシェルジュを配置し、また内部各種外国語の説明文や同意書などを用意しております。

女性に優しいクリニックの展開

多くの科に女性医師を配し(乳腺外科、美容センター、形成外科、外科、泌尿器科、婦人科、消化器内科、痛み外来、漢方外来など)女性に優しいクリニックとして診療を行っております。また女性に優しい職場としても種々整備しております。

災害医療に強いクリニック

当院はクリニックですが、施設及び医療機器については病院規模の機能を有していることより、災害発生時には市民の方々のための医療を展開するため、常日頃から災害医療の訓練をし、また災害時の医療備品などを備えております。

院内ギャラリーの開催

来院する方々が少しでも癒される空間を提供するため、当院3Fのオープンスペースでは地域にお住いの方々やプロのアーティストの方々による作品の展示会を不定期ですが開催しております。