当クリニックについて
院長の一言
徒然なるままに⑦ 線香花火
2025/07/23
夏の風物詩、花火大会開催のお知らせが各地から届いています。とはいえ、都市部では火災防止の観点から家庭内の花火については昔のように軒先での打ち上げ花火など難しくなってしまいました。そんな中、今でも日本人に親しまれているのが「線香花火」です。あの、何とも言えない美しさと儚さ。きっとそれは、詫び・寂びの心に通じるものがあるからでしょう。はじめは蕾(誕生)と言われそのうちに牡丹(青年期)に替わりやがて松葉(壮年期)そして散り菊(晩年期)でその後スーットと消えてしまいます。まるで人生そのもの。その一瞬の輝きに、つい目を奪われてしまいます。そんなかれんな線香花火をするのが今から楽しみです。
