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院長の一言

COVID-19 その21 第3波

2020/11/20 つい10日前、北海道の陽性患者数が200名と書いたばかりでしたが、今日の報道では300名台の見通しとの第1報が入ってきました。東京では昨日からついに500名越え。やはり第3波は確実にやってきているのでしょうね。そのような状態でも国はGo toキャンペーンをやめる気配もなく経済との両立をいまだ謳っています。医療体制は今後どうなっていってしまうのでしょう。先日川崎市で行われた医療連携に関する市民公開講座に招かれコロナ禍で医療施設の機能分化が益々明確となったと講演してきました。エクモをはじめとした高度な医療を提供できる重症の方のための病院、中等症のための医療施設そして軽症者はホテルや自宅へ。それを曖昧にすれば一般医療までカオス状態に陥り真の医療崩壊につながってしまいます。オーバーシュートしてしまえば、機能分化どころかすべての受け入れ先が不足し、通常の医療まで影響されます。経済のサポートの論理もわかりますが、ウイルスは両立を果たして許してくれるでしょうか?我々医療者はウイルスの進展力の異常な強さそして巧みさを知っているだけに警鐘を発しているのですが・・・。飲み会の人数ではなく、一人でも感染者がいて自身の防御が出来ていなければ感染してしまうことは医療者ならずとも知っていると思います。一人一人が危険回避と感染防止対策をとる事の徹底を声高にし続けなければなりません。

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