当クリニックについて
院長の一言
COVID-19 その9 怯むことなく・・・
2020/05/20
全国39の県の非常事態宣言が解除になりました。4月から既に一か月以上たち、ようやく新型ウイルスの第1波の攻撃が多少緩みをみせ、この戦場にも光明が差しこんできたようにも思えます。しかし敵もさるもの、新型ウイルスはなかなかのやり手です。ちょっとでも気を緩めれば、彼らは少しの隙をついてまた暴れ出します。決して油断せず、マスク着用、ソーシャルディスタンスのキープ、手洗いの励行を行い続けなければなりません。その意味ではワクチンが製造されるまでは気を緩めることはできないでしょう。特に医療界はもちろんの事です。感染流行前は病気を治す事だけを考え医療施設に行けばよかったのが新型コロナ以来、医療施設に足を向けること自体が手控えられ、また待合室では隣の方の存在が気になるという声も聞かれます。内視鏡検査や手術に至っては自粛の見解が学会から流されています。これらによるこれまでの病気の進行や発見の手遅れという弊害も考えなければなりません。いろいろな企業が守るべき基準があるように、いやそれ以上に身体を預かる私たち医療従事者は感染防止対策を考えなければなりませんし、そこから力を抜くことは当分なさそうです。安心して必要とされる医療が今後も受けられるよう、システムや環境整備を行い、怯むことなくよりよい医療の提供を行っていきたいと思います。
