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開院7周年を迎え

2022/07/01 本日朝礼でこんな話をしました。

COVID-19 その58 サル痘

2022/06/23 最近、サル痘なる感染症を耳にすることが多くなりました。その発生は欧米からついにお隣韓国まで及んだそうです。COVID-19 とはどんな違いがあるのでしょうか?まずは我が国の感染症分類での違いがあります。COVID-19は現在2類すなわち感染力が強く、就業を制限し、入院を勧告されますが、サル痘は4類に属し(黄熱病や狂犬病。ちなみにインフルエンザは5類)保健所への届け出義務はあり、消毒は必要ですが就業制限や入院勧告はありません。サル痘は1970年にヒトでの感染が発見されて以来、中央アフリカや西アフリカにかけて流行していました。今回は流行地への渡航歴のない感染者が欧州で流行したため問題となったのです。感染症としては潜伏期間が6~13日、発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状が0~5日程度続き、発熱1~3日後に顔面、四肢を中心に発疹が出現します。発疹は水疱→膿疱→痂疲となっていきます。多くの場合には2~4週間で自然軽快しますが患者状態によっては重症化することもあります。感染は接触性感染がメインであることもCOVID-19とは異なります。私たちは今‘感染症’‘流行’に敏感になっています。確かな知識を持ち、いたずらに恐れることなく日々暮らしていきたいものです。

COVID-19 その57  修学旅行

2022/06/10  2年半続いているコロナ禍もようやく規制緩和の声が聞かれるようになってきました。教育の現場でも校内でのマスク着用を緩和したり運動会をはじめとした学校の行事も再開されつつあります。修学旅行についてもしかり、徐々にですが県外への移動も緩和され手探りでの実施が各地で始まっています。私が関わっている‘福島まちづくり体験活動協議会’もその一つ。これまでの見学中心の修学旅行と違い、体験型を主体にした修学旅行を最近企画実施しました。横須賀市にある中学校が福島県裏磐梯小野川湖にあるキャンプ場での体験や県内各地での職業体験などを行ったのです。3.11以来、復興のためにいろいろな分野の方々が頑張っている福島県の施設を見学・体験することにより社会に触れ、将来の職業選択の一助とすること、またキャンプ場での集団生活を通しお互いの絆を深め、さらには災害にも強いサバイバーを育成することを主な目的としています。コロナ禍をきっかけにこのような修学旅行が新しいNew normalになっていったらと思います。

COVID-19 その56  4回目

2022/05/27 我が国でもワクチンの4回目接種が本格的に始まろうとしています。対象は60歳以上の高齢者と基礎疾患など重症化リスクをもつ18歳以上となりました。12歳以上の全国民を対象とした3回目接種と比べその対象がかなり制限されています。また特筆すべきは第1回目のワクチン時、医療従事者に先行接種していたのですが、今回は対象から外されました。このことについては医療界などから不安の声が漏れているとの意見もありますが、これまでの経験そしてデータからワクチン接種が感染予防ではなく、あくまでも重症化予防であるという結論に達したからなのでしょう。この点からも一般の風邪に対する対応に1歩も2歩も近づいてきたようです。次第にコロナとの共生になっていくのでしょうね。一方、免疫が落ちている方が入院している医療施設での規制緩和はまだまだ先のようです。これは重症化予備軍の集団がいる施設ですから規制緩和からほど遠いのもうなづけます。その意味でも医療従事者はもうしばらく気が抜けません。

COVID-19 その55  外マスク

2022/05/13 オミクロン株が変異を繰り返し、生き残りに必死の様相を呈しています。そのせいでしょうか。我が国の陽性者数は依然として40000人を超え、高止まりから増加傾向すらあります。そのような中、昨日国会では外でのマスク不要が話題に上ったとのこと、併せて専門家からも2mの距離があればマスクは不要という意見もありました。感染症の立場からすればもっともなことだと思いますが、これまで2年間マスクをするのが当たり前になっていた私たちとしては、加えて世間体やみんなの目を気にする真面目な国民性ではこの過渡期、個人間でのいろいろなすれ違い、疑心暗鬼的な場面が出てくるのではと危惧しています。欧米では今やマスクは着用していない方が多いようですし、それを自然に受け入れているようです。今後マスク問題から目を離せません。

COVID-19 その54  試金石

2022/04/23 桜の花がいつものように咲き誇りそしていつものように散ってしまいました。そして街には今ハナミズキの可憐な花が咲いています。自然にとって感染症や戦争などは我関せず、いつも通りの営みを繰り返していますがその逞しさには圧倒されるばかりです。このところコロナ感染者数は第7波を前に高止まりしているようです。と言っても今は若者たちが感染し、高齢者の感染者数は少ないものの重症化してしまうという構図。このために若者たちへのワクチン接種、そして行動規範を厳しくという声も聞かれていますがさて現実はというと政府の思惑通りにはいかないようです。欧米ではマスク解禁の動きもある一方で中国では徹底した制限政策,ロックダウンも行っているようです。同じコロナに対する対策の格差、まさに日本は今後の我が国を占う試金石の時期にきています。

COVID-19 その53 春景色

2022/04/01 コロナ陽性者数がピークを過ぎいったんは減少傾向に転じたかと思われたのもつかの間、各地では再び増加傾向に入った感があります。世間の主な関心事はいつの間にかロシアのウクライナ侵攻に移り、そして満開の桜が咲き誇る東京ではこれを愛でる多くの人々が街に繰り出しています。コロナ禍から丸2年が過ぎコロナに対する危機感がややもすれば薄れがちとなり、万単位のコロナ陽性者数にももはや驚かなくなっているのはやむを得ない事なのでしょう。春景色はコロナ前と変わらずに私たちに美しい姿を見せ、ひとときの安寧の時をもたらしています。コロナとの共生がすでに始まっているのでしょうか。今日は多くの方が新生活をスタートする日。当院も新入職員を迎えました。幸多き人生を歩まれん事を!Bon Voyage!!

COVID-19 その52  まん延防止と経済

2022/03/16 オミクロン株による感染者数が依然として全国で26000人を超えている中、まん延防止等重点措置の全面的な解除が決定されました。これだけ感染がまん延し、もはや局所的な制限をとっても効果がないと判断したのでしょう。さらには経済を回さなければ社会の混乱が一層厳しいものになるとの判断なのでしょう。全国での累積感染者数が580万人を超え、重複する人がいるとは言えおよそ20人に一人が感染した計算になりいつ感染するかわからない状況です。要は感染しても重症化しないそして感染させないことが大事なレベルになってきました。その意味では敵の正体もわからず治療薬もなかった手探り状態の一昨年とは異なり私たちの気持ちにも余裕が出てきたような気がします。とは言ってもそこで気を緩めることはできません。慣れっこになることが最も危険。せっかく身につけた基本的な感染防止対策を各人がしっかりと取っていくことが大切です。

COVID-19 その51  BA.1.1 とBA.2

2022/03/02 コロナ感染もデルタ株からたちまちのうちにオミクロン株一色になってしまいましたがここにきてまた感染力の強い新たな株BA.2が我が国でも散見し始めています。当初この株は感染力が強いということでステルス株なる名称もつけられており恐怖心をあおるものでしたが、デンマークや南アフリカなど諸外国の臨床データが出始めいろいろとわかってきたようです。BA.2の特徴は感染力が強いものの入院率や入院後の重症化率は今のオミクロンであるBA.1.1とほぼ同様とのこと。ワクチンの効果で言えば重症化率を低くすることはもちろんですが、ワクチン接種者がたとえ感染したとしてもその感染力は低くなり他の方を感染させる率を下げる効果があるようだとの報告もあります。戦争はまさに敵を知ることから始まりますね。それにしてもロシアのウクライナへの侵攻、言えることは天変地異や感染症との戦いは人類にとってはやむを得ないと思いますが、この美しい地球をなぜ人為的な戦いで汚しているのか、理由はどうあれ私たち地球人としては悲しい事です。

COVID-19 その50  あっぱれな若武者

2022/02/17 オミクロン株による感染者数の急激な増加、諸外国ではそれに呼応するかのようにピークアウト後は急峻なカーブを描いて減少に転ずると言われてきました。日本もそのはずだったのですが・・・全国の陽性者数が10万人を超えてから若干の減少は見らていますが、その後は9万人前後をうろうろ、‘高止まり’なる言葉がまたまた連日のように聞こえてくる現状に、国民はいらだちを通り越し、どうもあきらめと慣れが出てきているようにも思えます。案じていた事、高齢者、中でも併存疾患のある方々の重症化そして死亡数の増加など、まだまだ医療界は気が抜けない日々が続いています。そんな暗いニュースばかりのなかに一筋の光明、冬季オリンピックでの若武者たちの活躍でしょうか。特にハーフパイプの平野君の2回目の評価に対する不満を単に悔しがるのではなく、それをばねに自分の力に変えての3回目の完璧な演技にあっぱれとしか言いようがありませんでした。その風貌につい誤った先入観を持たれやすいのでしょうが、人間見た目ではなく中身が大事と改めて示していました。この歳になっても若者たちに教えられること多々です。