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雑草魂

2018/08/23 甲子園の暑い夏が終わりました。第100回全国高校野球大会、強豪校をばったばったとなぎ倒しまさしく今牛若丸よろしく決勝まで駒を進めた金石農業高校、全身を揺らしながら歌う校歌斉唱、一人で投げ続けた吉田君もそうでしたが、高校自体が注目を集めた点ではいつになく清々しい気持ちになりました。いつもは農業政策や後継者問題などを掲載している農業新聞までもが彼らの甲子園での活躍を掲載し、また初めて甲子園まで取材に行ったとか、これまでは個人としてのヒーローが注目される事の多い甲子園でしたがこれほどまでに高校そのものが注目されるとは・・・強豪校と言われる高校と比較し決して恵まれた環境と言えない、公立高校、しかも職業校。しっかりと高校生活を送りながら出身も地元の生徒たちだけで構成されているそんなある意味逞しさが皆の共感を得たのでしょうね。まさしく雑草魂。

お盆と維新

2018/08/16 今年のお盆も後半に入り、そろそろUターンラッシュが始まるという報道が目につくようになりました。以前から不思議だったのですがお盆というと多くの地域は8月の今ごろの時期をさしますが、東京を中心とした一部の地域では7月15日ごろをお盆(新盆)と称して種々行事を行っています。少々ひも解いてみたら、明治時代に行われた改暦が関係しているとの事。昔から7月15日頃をお盆と称していたのが改暦により約30日ずれ今の8月15日ころになってしまったとのこと。改暦後の7月15日(以前の6月15日ごろ)は農村部ではまだまだ農作業で忙しいため8月15日を旧暦の盆すなわち旧盆としたとの事でした。東京近郊では農作業にはあまり影響ないため以前からの日にちにこだわり、新たな7月15日近辺をお盆と称し新盆と言っているそうです。いい年になってこんなこともわからなかったのかと自戒しながらまだまだ暑い夏を過ごしています。ちなみに改暦は明治5年12月2日の翌日からグレゴリ暦に移行しその日が明治6年1月1日になったそうです。当時の人たちは突然正月を迎えるわけですから相当面食らったでしょうね。このぐらいの改革を行わないといけない時代、まさに維新です。

下町情緒

2018/08/09 知り合いの荒物屋さんに誘われ、荒物の展示とコラボした演奏会に行く機会がありました。会場は馬喰町にあるビルの二階。所狭しと古き良き手作りの荒物が陳列されていました。そのような雰囲気の中での仲間たちとの演奏。暑い夏の夜、古い建物のせいかクーラーはあまり効かず、扇風機がゆっくりと首を振りながら風を送っていました。昭和の雰囲気一杯のその会場は、その扇風機が何とも言えないレトロ感を出し、暑さもむしろ心地よく感じていました。そんな下町で集まる人々、普段着あり、下駄ばきありで、なんともいえない下町情緒。こんなところがまだ東京にあるのだと人情と雰囲気にある種の懐かしさを感じたひとときでした。ITが進んだ今日この頃、こんな情緒をいつまでも大切にしたいものです。

猛暑とロンドン

2018/08/02 日本国中猛暑の猛威にさらされている今年の夏、世界的にも異常気象が多発していると連日メディアから報道されています。ロンドンでもご多分に漏れず、例年、今頃の季節は20度台だったのが30度を超す日が続き、暑さ対策に大わらわだそうです。というのも日本と違いデパートや一部のレストランを除いて一般家庭にはエアコンの設備がないそうです。イギリスを代表する車 Miniにも最近までエアコンがついていなくBMWの傘下に入ってからエアコンを標準化したとか、また地下鉄も新しい路線にはエアコンがついているそうですが古い路線には今もエアコン車両はなく蒸しぶろ状態になる事もしばしばとか・・・

日本酒とケンブリッジ

2018/07/27 SAKE人気急上昇という記事が最近の日経新聞に載っていました。日本での需要は減っているものの海外でのSAKE人気が高いそうです。確かに日本酒のラベルにはワインの各種品評会で日本酒がやれグランプリに輝いたとか、やれ特別賞を受賞したとかが貼られているのを目にすることが多くなりましたよね。そんな中、面白い方との出会いがありました。その方は現在ロンドンにお住まいで、ケンブリッジのおいしい水に惚れ込み

荒物(あらもの)屋

2018/07/19 最近といってもだいぶ前からなのでしょうが、荒物屋さんが街から姿を消しつつあります。そんな‘荒物屋さん’の話を朝礼でしたところ、なんと‘荒物(あらもの)’という言葉自体がわからないスタッフが8割を超えていました。時代は間違いなく進化し、今までになかった言葉、産業が氾濫し、その一方では昔ながらの言葉、商いがひっそりと姿を消していく、そのような事を目の当たりにしました。今、荒物(定義的にはほうき・ちり取り・ざる、竹製の買い物かごなど、簡単なつくりの家庭用品)は大量生産のものにとって代わられ、安価につくられ大型店で買える時代になりました。一方ではまだまだ手作りを愛し、しっかりしたもの作りをする方々も地方には残っています。このような手作りの荒物が今また注目を集めています。それも外国人に・・・。日本古来の伝統が日本人から忘れさられ、一方では外国人がその素晴らしさを理解する、、、実に変な世の中になったものです。

キャッシュレス

2018/07/11 久しぶりにロンドンに行ってきました。世の中がこれほどまでに変わっているとはつゆ知らず、井の中の蛙を思い知りました。その代表がカード社会。100円のものを買うのもかの地の人たちはクレジットカードあるいはそれに代わるカードで支払っていました。バスもそうでした。バスでは現金は全く通用しなく、日本で言えばスイカあるいはクレジットカードで支払うシステムでした。このためカード社会についていけない高齢者は家の中に引きこもる事になり、そのためのデリバリーシステムが新たに生まれているとのこと。アマゾンもそのひとつなのでしょう。カード社会に関しては経済新聞などで見聞きしていたもののこれほどまでに成熟していると思い知らされたひと時でした。たまには大海を知るべきですね。

在宅医療と震災

2018/06/29 最近 日本中が揺れています。ニュースでは今後30年の間に大地震が起こる確率が発表され、いよいよとの思いがあります。そのような中、先日防災に関する区の集まりがありました。これまでは防災訓練などを通し、急性期に関する医療施設の取り組みや施設間の取り組みなどが議題の中心になっていましたが今年度、川崎市は在宅医療を受けている方々へも注力した防災の取り組みを開始するそうです。これはこれまでの大阪、熊本そして東日本でも取り上げられていなかった分野とか。会議の中で印象的だったのが在宅医療を担当する訪問看護師の方々のご意見。発災時は訪問看護師である自分たちも被災者となる可能性もあり、またたとえ動けたとしてもそれぞれの家庭まで移動できる状況にあるのか不安と・・まったくその通り。これまで避難所や医療施設ばかりに関心を持っていた私は発災時の在宅医療への配慮は考えたこともなく改めてこの領域にも目を配らなければならないと感じました。そしてその役割の中心はやはり行政であろうということも感じさせられました。今後この分野に対する切り口をどうやっていくのか・・・またあらたな課題、楽しみです。

大和魂

2018/06/21  前評判を見事にくつがえしての勝利。そう今週の日本を沸かせたことといえばもちろんワールドカップサッカー日本対コロンビア戦でしょう。前評判の悪さもさることながら実力の歴然たる差。いろいろな評論家がいろいろな分析をしていることでしょうが・・・・私はチームプレーに徹し地道なパスワークとその中で一瞬のスキを見つけ突破する個人技、これが見事にシンクロして・・・などにわかサッカーファンとして考えていました。組織もチームプレーが大事、もちろん個々の技を磨く努力は惜しんではなりませんが、、、後半のコロンビアの選手たちの精神的な苛立ちは素人の私にもわかりました。技術面はさておき精神面での成熟さでは圧倒的な差。ほんとうにわが大和魂を久しぶりにみた思いでした。ワールドカップ、いろいろな事を考えさせてくれます。

かつ丼とオリジナリテイー

2018/06/15 揚げ物断ちして一年超、天ぷらを既に解禁した話は5月24日の’職人芸’で書きました。最近一年半ぶりにかつ丼を食べました。それも都内の行列ができるとんかつ屋の一つで、もちろん並ぶ必要がない頃合いを見図り、夜、会合が終わってからの遅い時間に行ったのですが。肉厚の三元豚、衣はその日に食パンの耳をきれいにのぞいて作る自家製パン粉を使用。そしてほかほかの国産米、油ももちろんこだわって、などなど本当においしくいただきました。でも・・・東北生まれの私はかつ丼はというとソースかつ丼を思ってしまうのですが関東は’卵とじ’なのですね。これはこれでおいしいのですが、あのサクサクとした食感を楽しみたいときにはやはりソースだよな、などと思いながら完食していました。 ちょっとかつ丼の歴史を調べてみました。諸説あるようですが福井県出身の高畠氏なる方がドイツに留学し帰国後、早稲田界隈で開いた洋食屋での提供が最初らしいとのこと、大正初期だったようです。その他の説もありますがいずれにしても発祥は早稲田界隈だとか。洋食屋、不思議なネーミングを私たちは今でも使っていますよね。西洋料理を日本的にアレンジして作る料理。洋食屋で出すレシピは外国人には珍しく彼らに人気があるそうです。かつ丼も一見日本料理と受け取られていますがルーツは洋食屋だったのですね。日本人は昔からまずは模倣しそこからオリジナリティーを出すのが実に得意です。