当クリニックについて

院長の一言

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うなぎのお話

2016/07/20 土用丑の日が近づいてきました。夏バテにうなぎが効くといったのは江戸時代の平賀源内だとか。でも歴史をたどるとウナギは万葉集にその痕跡をたどることができるそうです。 石麻呂に吾(あれ)もの申す夏やせによしといふ物そむなぎ取り食(め)せ~大伴家持~ここでいう’むなぎ’がうなぎだそうです。 最近は値段も高価になってしまったうなぎですが江戸時代は干拓事業により多くの湿地帯がありそこにうなぎが住みつくようになり、お値段もそばと同じくらいだったとか。 ことしは若干値が下がっているとの事。夏バテ防止にうなぎを食べてみましょうか。

一所懸命

2016/07/19 一生懸命という言葉があります。これは本来一所懸命すなわちひとところ(一所)の領地を命にかけて生活の頼みとすることという意味でした。それがいつの間にか命がけで行うこと、必死に行うこととなってきたわけです。私は日頃から一所懸命を使っています。なぜなら一生を懸命にしているといつかは疲れてしまうと思ってしまうからです。職場という一つの場所で懸命に仕事をすることこそが素晴らしいことであると思っているからです。 いつかは誰しもが朽ち果てる。今を思いっきりやろうじゃありませんか。

挨拶について

2016/07/15  挨拶とは昔の合言葉から由来している言葉です。すなわち相手に対して敵ではないことを示す言葉であり、仲間を見分ける言葉です。戦国時代はこの挨拶なくしては敵、味方の区別はつかなく命がけだったのでしょうね。さて職場でのあいさつは?仲間としての認識の表れですよね。そして自分は安心できる仲間ですよと言っているようなものです。ですから相手から言われたらもちろん返すのが当たり前ですし、こちらからも進んでいうべきとも思います。返答がなかったりあるいは相手からのあいさつがないのはきっと相手がよほどに疲れているからか悩みをもっているか、はたまた敵とみなされているかなのでしょう。そんな時こそ自分から進んで挨拶することで職場の人間関係はよりよいものとなっていくはずです。

風通し

2016/07/14  昨年の今頃、新国立競技場の設計プランが白紙撤回になる報道がありました。そんな前だったのかと、、、あの設計を担当した設計家もお亡くなりになってしまい、また当時の都知事も辞職・・・世の中なにが起こるかわかりません。あの設計プランの変更はまさに民意が反映されたといっても過言ではないでしょう。理不尽な決定がなされたばあいには臆せず意見を言うことが大事と思います。風通しのよくない組織は必ず黴が生えます。 徳川家康がこんな事を言っていました。‘愚かな事を言う者があっても、最後まで聴いてやらねばならない。でなければ、聴くに値する事を言うものまでもが発言しなくなる。’

まもなく梅雨あけ・・・

2016/07/13  梅雨という言葉は梅の実が熟すころであることからいうという説や、この時期は湿度が高くカビが生えやすい事から‘黴(ばい)雨’と呼ばれそれが転じて梅雨とかかれるようになったとか・・・‘つゆ’と呼ばれるようになったのは江戸時代からだそうで日本歳時記(1687年)に‘梅雨はこれをつゆとなづく’とあるそうです。さて本格的な夏:::太陽の日差しをいっぱいに浴び、秋、冬のためにenergy stockをしましょう!・・・ただくれぐれも熱中症にはご注意を!!!

リーダーとは

2016/07/12 昨年の今頃、学会参加にて浜松に行った折、徳川家康が20代から13年間暮らしていた浜松城に行ってきました。そして彼はその間、生涯で唯一負け戦となった武田信玄との‘三方が原’の戦いでその後の生き方を学んだとありました。その当時の自分の肖像画を描き常に戒めとして傍らに置いていたそうです。そんな逸話を知り、260年続いたパクスロマーナならぬパクストクガワーナの礎を築いた徳川家康からリーダーの資質について思いを馳せました。いろいろな方が言っていますが①時代を読む力②情報を集める力③分析判断し決断する力④実行する力 ⑤健康と体力 果たして自分にはいくつ備わっているのでしょう・・・。

本物とは

2016/07/11  昨年の7月14日のニュースでお米の値段の暴落のニュースが流れていました。 JAがお米買い取りの値段を下げたからと言っていましたがその原因は若者のお米離れがあるようです。でもそんな中、値崩れしていないある銘柄があることも報道されていました。高い値段でも仕入れてくれるそうです。その品種は山形米の‘つや姫’。丹精込めて作っているお米だから誇りを持って高値でも売れるんですね。皆が買いたがるから・・・・ 医療も同じだと思います。質の高い医療を心を込めて提供していれば皆さんがそのような医療を受けたいと思ってくれるのですね。以上 ‘本物とは’というお話しでした。

雨だれ石を打つ

2016/07/08 昨年の今頃はまさに梅雨、開院以来、毎日のように雨でした。そんな中で話した言葉が‘雨だれ石を打つ’です。雨だれの一滴、一滴がいつの間にかあの強靭な石をもすり減らしていくという意味です。一日一日の積み重ねが一週間そして一か月、一年とつながります。皆さんの少しづつの努力がいつかは大きな力になりますと話していました。一年がたち少しづつの努力ががんサロンや日帰り手術などいろいろなところで形になってきました。

第一印象

2016/07/07 昨年の今頃はこんな事も話していました。  お題は‘第一印象’です。第一印象を良くするには1)健康的に見せること、目の輝き、身なり、そして動作の機敏さ 2)出会って3秒以内に笑顔を見せる(これはもちろん時と場合によりますが・・・)3)会話の中にキーワードを意識する。つまりは要点をわかり易く話すということ そして4)相手に感謝、感動、関心を与える事 などが世間では良く言われています。病院もそうですよね。このクリニックに初めておいでになった患者さんが持つ第一印象 1)活気があること 2)スタッフ、建物が明るいこと 3)相手に対する対応も丁寧、的確であること 4)まずは相手の言う事をよく聞き(受け入れ)そして対応すること 5)患者さんの前では私語を慎むなど規律が行き届いていること が大切なのだということを改めて感じている今日この頃です。

ホウ・レン・ソウ

2016/07/06  一年前 近くのスーパーで売られていたホウレンソウは一束198円でした。そんな切り口から始まったホウレンソウすなわち‘報告、連絡、相談’の話でしたが、やはり職場では情報の共有は大事です。朝礼もまさにそのためのものであり、各部署 些細な事でもいいので是非オープンにしていただきたいなどを話していました。スタッフ一人一人が情報共有の大切さを認識してくれているからこそ一年たった今も朝礼に参加する人数が多いのでしょうね。

始まりが肝心

2016/07/05 ちょうど一年前の今日、なでしこジャパンとアメリカ戦がありました。その翌日の一言はこんな事を言っていました。‘初動の2点失点が日本を浮足立たせたと思います。何事も始まりが肝心。人の評価は始めの3か月で決まります。各部署がそれぞれの現場での創意工夫でよりよいシステムつくりをお願いします’・・・一年が過ぎこのクリニックの評価は今どうなっているのでしょう。果たして患者さんには満足していただいているのでしょうか。院長としても日々気になるところです。

コミュニケーションスキル

2016/07/04  昨年7月5日の院長の一言ではこんな事がは話されていました。コミュニケーションスキルとは・・・話を聴くスキルそして話をするスキル。 そのコツはいろいろなところで書かれていますがお互いが話している間はできるだけ相手の目や顔を見る。そして相槌をうつ事、時には相手の言葉を反復することだそうです。 患者さんにももちろん、同僚の方々ともこのような姿勢で相対していただきたいと思います。

雨降って地固まる

2016/07/01 2016年7月1日(金曜日) 開院からちょうど一年となりました。あっという間だったのかようやくだったのか・・・。 一年前の今日は水曜日、お天気は‘雨’だったような。その日以来、月曜日から金曜日までの毎日 朝礼を8時25分から行うこととし、全職種の集まれる方には参加をお願いしました。でも始業前の朝礼開始時間・・・果たして何人集まるやらと心配はしたものの多くの職員が集まりました。それから一年、この朝礼は続いています。ミーティングもそうですがこのような自主的な会合は‘出てよかったな~’と思ってもらう事が大切です。‘魅力ある’ものにするにはどうしたらいいか?などと考えていたら‘昨日の院内の出来事の報告’すなわち職員間の情報の共有、そして院長の‘一言’をいう会にしてみようという思いに至りました。 さて一年前の今日はお天気にちなみ‘雨降って地固まる’をお話ししました。これはもめごとや悪いことが起こった後はかえって基盤がしっかりするという意味です。まさにpositive thinkingですね。 今日から‘院長の一言’で話したことを振り返ってみようと思います。そしてたまには今話している事も書いてみようと思います。

この一年お世話になりました。

2016/06/30 2015年7月1日の開院からあと数時間で365日目が幕を閉じようとしています。 皆様の叱咤激励のお言葉、改善を求めるご意見で反省し、種々改善策を練ったり、一方では職員へのお褒めの言葉で何度力づけられたことか・・・。 さて開院当初、真っ白なキャンバスを前に熟考し、当院の5つの特徴を掲げました。 すなわち①外科系消化器系専門外来の設置②がん化学療法外来、感染症外来などの専門外来の設置 ③化学療法外来を中心とした癌サポート体制の充実 ④日帰り手術の実施 ⑤international clinicです。この一年でこれらの中のいくつを皆様に提供できたことでしょう。詳細については’院長のご挨拶’のスペースに述べております。  今後も職員一丸となり、よりよい医療の提供に精進してまいりますので何卒よろしくお願い申し上げます。

巻頭言

2016/06/16 2015年7月1日に開院して以来、職員間の情報共有やスタッフ一人一人が同じ方向性をもって診療業務にあたっていただきたいとの思いで毎朝の朝礼でいろいろなエピソードを交え’院長の一言’を行っております。このコーナーではその一部を公開し、日頃私が思っている事の一端でも知っていただければ幸いです。