当クリニックについて

院長の一言

COVID-19 その72 2類から5類へ

2023/01/28 ついにコロナ感染症が2類から5類に移行することになりました。5月8日からの移行が政府決定されたのです。3年前はそれこそ暗中模索、誰しも得体の知れない侵入者に恐れおののきそして世の中には疑心暗鬼が芽生えていましたが、その感染力や重症度などが徐々に明らかになり、防御態勢そしてワクチンなども広くいきわたるようになりました。そして3年、いたずらに恐れなくてもいいという結果が2類から5類への移行なのでしょう。まずは入院勧告などの強制隔離はなくなるでしょうし各種イベントをはじめとした行動規制が緩和されるでしょう。また欧米と同じくマスク着用義務がなくなる日もそう遠くないかもしれません。医療では入院費用、治療費やワクチンなどの公費負担も徐々になくなってくるのではと思います。そうはいってもいったん感染してしまうと重症化しやすい高齢者や有病者などへの配慮や医療施設内での規制そして医療従事者の行動規範の制限などはしばらく続けるべきとも思います。果たして5月8日からの風景がどう変わっていくのか・・・。あの明治維新の武家社会から市民社会への移行あるいは戦後軍国主義から民主主義への移行まではいかないまでも何かが起きそうなそんな不安と期待があります。

COVID-19 その71 モニター越し

2023/01/18 年が明け、穏やかな新年と思っていたら、相変わらずのコロナの流行、加えて今年の冬はインフルエンザまでもが流行し再び医療ひっ迫が叫ばれ始めています。コロナも症状の軽い方が多いだけに、これまでだったらただの風邪と見過ごされてしまうためそのトリアージも難しくなっています。当院では疑わしきはとりあえず検査というスタンスで対応していますが、普段の生活の中でも少しでも風邪症状があったら抗原キットなどでの検査を気軽に行い、陽性だったら自宅療養をしていただき、市中感染拡大防止に努めていただければと思います。これも重症化しやすい人を守る手段の一つです。自宅療養者については当院でも昨年からオンライン診療を導入し多くの方々の診療を行ってきました。自宅で一人不安の中で過ごしている方が医師との面談を通じ安心する様子がモニター越しに感じられております。

COVID19 その70 三年目の初春

2023/01/02  明けましておめでとうございます。  コロナ禍も早3年が過ぎようとしております。昨年の国民共通の話題は一年を通しコロナに関するものばかりでしたが暮れのFIFA W杯カタール大会での日本チームの活躍は久しぶりに国民共通の明るい話題となり、力をもらえました。一方カタール大会の映像で見られたノーマスクの人々の姿は日本人にとってある意味新鮮でした。欧米ではmitigationすなわち緩和策が実践されています。これは若者を始め重症化のリスクのない人々には自由に行動してもらい、一方では重症化する人々をいかに守るかを考える策です。今後日本もこの方向に進むことが予想されますが、一般の方々が享受する自由について私たち医療者が果たして同じ歩みをとることが出来るのか、重症化する人々を守るためにもうしばらくは気を引き締めて行動しなければならないと思っております。皆さまそしてスタッフの安全を第一に考え、院内での感染防止対策は引き続き継続して行きたいと思います。  今年こそは明るい年になることを願い、本年の標語は’意気軒昂’そして’stay cheerful’としました。    本年も宜しくお願いいします。

COVID-19 その69 明るい話題

2022/12/07 久しぶりに明るい国民共通の話題でした。それがFIFA2022カタール大会。もちろん日本の活躍です。ドイツを蹴散らし日本中を興奮のるつぼに包んだ直後の一戦、なんとこれまで負けなしのチームに惜敗でまさかの展開、一時は日本人の多くはため息と決勝リーグへの進出を半ばあきらめていたのではと。それもそのはず予選最終戦が対スペインなのですから。それがなんとドイツ戦の再来かと思われる展開。前半は歯を食いしばり何とかしのぎ、後半に入って間もなくの15分で立て続けに2ゴー―――ル。逆転に成功し日本中が再び歓喜に包まれました。コロナ一色の暗い話題ばかりだった一年でしたがこのドイツ、スペイン倒しにこれまでの鬱々とした気分が吹き飛んでしまいました。スポーツの力は本当に偉大です。決勝リーグ第1戦でクロアチアには惜しくもPKで敗れてしまいましたが私たちに大きな大きなプレゼントをくれたそれがFIFA2022でした。ようやく睡眠不足からも解放され日常にもどりました。来年こそは明るい話題満載の一年になってもらいたいものです。

COVID-19 その68 ゴーーーーーーーール!!!

2022/11/24 2022年11月23日は我が国にとって歴史的な日となりました。そうFIFAカタール大会にてなんと日本が強豪ドイツに勝利。それも相手を蹴散らしての2ゴール!これまでセットプレーを中心にしていたプレーが相手の一瞬の隙をつき、スピード感あふれる個人技を見せつけての見事なゴール、ドイツはペナルティーキックの一本だけ。後半だけについて言えば日本の圧倒的勝利でした。こんな日を見ることが出来るとは!1970年代奥寺が単身ドイツブンデスリーガでプレーしてからほぼ半世紀。いつの間にかこのリーグでは1部、2部合わせて8名の日本人若武者がプレーしているのだとか。日本人プレーヤーの進化そして前半の圧倒的なドイツの攻撃を抑えての逆転勝利いろいろな意味で実に感慨深くそして気持ちのいいものでした。一方では観客がノーマスクで大声を上げ応援している光景を見るにつけ日本の現状と比べては、いろいろと考えさせられました。ミティゲーション(mitigation)という言葉が日本でも耳にするようになりました。これは緩和戦略であり、行動規制することなく感染により重症化するリスクが高い人を医療で受け止め重点的に守るという考えです。すでに欧米諸国はこの考えでノーマスクに至っているようです。もちろん陽性者数が増えれば重症者数もおのずと増えます。そこをどう受け止めるのか、このような問題はやはり宗教や価値観の違いにより異なり我が国では素直に受け入れる事ができないのであろうかなどと深夜勝利に興奮する一方でいろいろと考えさせられたひとときでした。

COVID-19 その67 第8波と基本的行動

2022/11/10    今月9日厚労省は専門家組織‘アドバイザリーボード’が第8波につながる陽性者数の増加が今月になり見られていると発表しました。北海道では第七波を超える新規陽性者数であり、全国各地でも前週の1.4倍を超える数の新規陽性者数が公表されています。  近づく冬本番。そしてインフルの流行開始時期が12月半ばごろとか。私たちはこのような状況でどう立ち向かえばいいのでしょうか。ワクチンとのいたちごっこと前項では述べましたがやはりワクチンしか対応の手だてはないのでしょうか。昨年に引き続きインフルエンザの流行も懸念されています。結局は自分の判断でワクチン接種を考え、感染防止対策を十分にとり、感染してしまった際にはうつさない事を念頭に責任ある行動をとるという従来から言われている基本的な事を行う事が肝要なのでしょう。

COVID-19 その66  いたちごっこ

2022/10/28 今年夏、猛威を振るった第七波は秋になっても小康状態が続いています。主流はBA.5と言われていますが、現在ワクチンはBA.1および従来株に対応するいわゆる二価ワクチンが9月20日から順次接種が開始されています。またBA.5に対するワクチンは急遽承認され、10月から開始されるようになりました。このように現時点では2つのワクチン選択が可能となったのですが、それに関する情報がまだまだ十分とは言えず、その選択に苦慮するところとなっています。識者はどちらのワクチンも中和抗体の値は接種により十分に上昇し重症化予防や感染予防には寄与するのだからまずは打てる方を接種した方がよいと述べています。副反応についても従来型のワクチンとほぼ同等とのことですが、BA.5に対するワクチンは動物実験のみでの特例承認となった経緯もありその点も素直に受け入れられない面もあります。また接種間隔についてもこれまでの5か月~6か月間隔から3か月でよいこととなりました。ワクチンのこれまでにないスピード承認や接種間隔の短縮化は現時点で主流となっている株がいつ異種株に変異してしまうかもしれないという危惧からなのでしょうが、このようないたちごっこをいつまで続けなければならないのか不安になってしまいます。体内にいったん入ったら取り出せないものであるだけに厚労省には丁寧な説明を国民には行っていただきたいと思います。

COVID-19 その65 ナイチンゲールと病院建築

2022/10/11 最近参加した勉強会で建築家から、ナイチンゲールは看護の祖であるばかりでなく病院建築の祖であるという話を聞く機会がありました。演者曰くナイチンゲールは‘病院覚え書’なる書をしたため‘病院が備えるべき第一条件は、病院建築が患者に害を与えない事’と述べているそうです。今回のコロナ禍では各地の病院がゾーニング、換気そして隔離体制などで大いに頭を悩ませました。ナイチンゲールはクリミア戦争での兵士の死因は戦争によるよりはむしろ感染によるのが主因であり、収容されている病院の衛生環境が悪い事が原因とまだ ‘細菌’という概念がない当時からこのような考えを提唱し、環境を整えたのです。これからの病院建築もこのコロナ禍を契機に感染症流行時も平時の医療をいかに継続出来るか、そして院内感染をいかに予防出来るかの観点に立ち、さらにはITを有効活用できる新たな考えにたった病院建築がなされなければなりません。

COVID-19 その64 女王陛下とマスク

2022/09/21 女王の代名詞だったエリザベス女王がついにご逝去しました。享年96歳。幾多の試練を乗り越えながら常に国民のための生涯を貫かれたと識者の多くは語っていました。日本からもイギリスとの縁が深い天皇皇后両陛下がウエストミンスター寺院で行われた国葬に参加。その模様は我が国でもLIVEで放映されていました。その光景で驚いたのは式進行に関わる司教をはじめとしたスタッフは勿論、参列している各国の首脳、要人たちが誰一人としてマスクを着けていないことでした。天皇皇后両陛下は会場に向かうためにホテルから出た際には黒のマスクを着用しており、これは昨年4月にエリザベス女王の夫君フィリップ殿下がご逝去された際の葬儀に参列した方々が全員黒のマスクを着用していた事に習っての事と報道されていたのですが。マスク着用に関して欧州ではこれほどまでにノーマスクが一般的になっているのかと驚くと同時に我が国がガラパゴス化しているのではないかと不安に感じるシーンでもありました。

COVID-19 その63 全数把握の見直し

2022/09/06 日本のコロナ罹患数が世界一というニュースが先月から耳にすることが多くなりました。我が国では一日20万を超える陽性者数があり、さもありなんと思っていましたが、欧米では陽性者の全数把握がすでに見直されており毎日掲載されるジョンズ・ホプキンス大のデータはもはや参考値であり、増減の傾向を知る指標にすぎないとの専門家の意見があります。日本も9月2日から全数把握の見直しが政府より発せられました。この件に関しては当初全国の自治体からの要請が政府によせられていたにも関わらず2日から実施した県はわずかに宮城、茨城、鳥取そして佐賀の4県にとどまりました。なぜそのような事態が起こったのでしょうか?いろいろな意見があるものの、高リスクに対しての報告だけではその他の症状がある方に対するサポートが希薄になり、かえって医療機関をひっ迫させる事態が生じる懸念があるということが主な理由のようです。この時期一日20万人前後の陽性者数があるということはこの一か月で600万人前後、その中には無症状あるいは極軽症者は漏れている可能性もあり、もはや正確な数字把握は意味がないのかも知れません。数字よりも症状がある方に対していかに医療の提供を継続するかを考えること、そして各個人が症状が少しでもあったら自らの行動制限を課し感染拡大の予防に注力することなど本質的な対応が今は求められていると思います。

COVID-19 その62 夏祭りと涙

2022/08/18 第7波が全国を席捲した今年の夏、全国の各自治体は祭りや花火大会の開催についてさぞやその判断に苦慮し、苦渋の決断を下したところも多かったのではないかと思います。私は3年ぶりに開催されたふるさとの夏祭りにたまたま帰郷する機会がありました。駅の改札口を出た時、浴衣の若者たちを多く見かけ、街には祭りを告げる音楽が響いていました。その夜、いてもたってもいられず祭りが開催されている中心街に向かったのですが、そこは感染防止対策にはいかがかと思う光景が広がっていました。沿道には密になって踊りを見ている人々、そして踊り手たちの中にはマスクを外して踊っている人もいました。この様な光景に久しぶりに触れ最初のうちはなじめない自分がいましたが、ういつの間にか涙を浮かべている自分がいました。人と人とのふれあい、そして同じ空間を共有できる喜び、この2年半近く、忘れてしまっていた感情が一気に湧き上がっての涙だったのでしょう。この時期コロナ感染防止対策はもちろん大事ですが、経済のためだけではなく、皆で喜びを分かち合い、笑いそして楽しむという人としての基本的な思いをいつまでも忘れてはならない、そんな事を思い出させてくれた夏祭りでした。

COVID-19 その61 受診控え指示とオンライン診療

2022/08/04 急激な陽性者数の増加で発熱外来がパンク状態であることは先日のこのコーナーでも述べましたが、そのような状況を踏まえ日本感染症学会をはじめとした4つの学会は軽症者に対して受診を控え、自宅療養を促す呼びかけを8月4日付けで出しました。また神奈川県では抗原キットを住民に配布し、セルフチェックによる自主療養を促す通達を出しています。このように第7波の急激な患者数の増加は医療への受診を控える方向で進んでいます。医療受診の制限は果たして患者目線に立っての考えなのでしょうか。当院では第7波における発熱外来への集中の現状を見、早い時期からセルフチェックにて陽性と出た軽症者に対してオンライン診療を開始してきました。モニター越しに見る皆さんは一様にオンラインで医療とつながったことに対する安堵の色そして症状を抱え不安な夜を過ごしている方々が医師との対話により安心し、また処方を受けられることでさらに安心しています。我々医療者は単に‘軽症者の受診は避けて’のメッセージを出す前にやることがあるのではないかと思います。コロナ禍でこれだけ一般化されたオンライン技術を医療も大いに活用すべきです。これらの技術を今こそ最大限に利用し、これまでの医療の在り方を変えながらフレキシブルな対応で医療の継続をすべき時期に来ています。医療とは求められる医療に応えることが大事であり、求める門を我々医療者自らが閉ざしてはなりません。

COVID-19 その60 発熱外来とオンライン診療

2022/07/22 全国でのコロナ陽性者数の増加が止まりません。東京ではついに30000人越えを記録、また全国でも20万人近い新規陽性者数が報告されています。まさに第7波到来です。この影響で発熱外来を訪れる数は激増し、診察までに長蛇の列を作ったり、予約枠が一杯で1週間近く待たされるということも耳にします。受診希望者の中には手持ちの抗原検査キットや検査センターでのPCRが陽性となったためコロナ感染者として認定される目的で発熱外来受診を希望している方も多く含まれています。このため症状がある方々までもが発熱外来の予約を取りにくい状況が生じているのです。このような状況を打破するため、当院では医療機関以外での検査で既に陽性と判断されている方々を対象にオンライン診療を開始しました。モニター越しに対面で診察し、検査結果を確認して診断することにより発熱外来を本来の形にするための方策の一つと考えての実施です。この混沌とした状況では各自が知恵を絞り、今あるツールを最大限に利用しながら物事に対応しなければなりません。オンライン診療が発熱外来の混乱を少しでも緩和する一助となればと思います。

COVID-19 その59 BA.5,BA.2.12.1

2022/07/07 7月に入り、コロナ陽性者数の前週比が各地で倍増の日が続いています。全国でもついに4万人を超えてしまいました。この理由の一つとして感染力が一段と高いオミクロン株の派生株BA.5,BA.2.12.1 に置き換わりつつあるのが一因と識者は述べています。増加と平行するように医療施設でのクラスターがあちこちで再燃し、一般診療特に救急の現場に影響を与えています。第7波に入ってしまったのでしょうか。今回の特徴は第6波での咽頭痛主体の症状とやや異なり、高熱、全身倦怠感とのこと。重症化率についての詳しいデータはまだ出ておりませんが、症状を見る限りでは、これまでのオミクロン株よりは重症化してしまうのではと懸念されます。 通常診療がひっ迫されないためにも経済を回しながらも気を緩めることなく引き続き感染防止対策は継続し、また重症化予防のためにも基礎疾患を有する方や高齢者などは4回目のワクチン接種を受けていただきたいと思います。

開院7周年を迎え

2022/07/01  本日朝礼でこんな話をしました。 7年前の今日は雨でした。水曜日の朝、皆さんの前で雨降って地固まると話したのを昨日のことのように覚えています。開設当時から唱えていること①明るい職場作り②情報の共有③自らが受けたい医療の提供。この3つは7年が経った今でも決してぶれることはありません。特に明るい職場づくりについてはここでたまたま出会い時空を共にするとき、私たちは明るくコミニケーションしあいながら楽しく働く事が大事です。ここを訪れる病に悩んでいる方々がそのような明るさを感じ、院内の心地よい雰囲気を感じていただけることが病にとっても良い影響を与えると思うのです(以下 略)。  このような思いでスタッフ一人一人が患者さんに相対することができたらと思っております。和顔愛語、先意承問を当院の基本精神とし、今後も総合専門外来として歩んでまいります。   今年の年頭に掲げた標語は‘愚直なる継続’‘Be optimistic’としました。この困難な時こそ、しっかりと地に足をつけながら日々を粛々と歩み、そして常に楽観的に物事をとらえ明るく生きること、これらを大切にしながら常に前進したいと思います。  開院8年目、引き続きのご指導、よろしくお願いいたします。                     7月1日 関川浩司

COVID-19 その58 サル痘

2022/06/23 最近、サル痘なる感染症を耳にすることが多くなりました。その発生は欧米からついにお隣韓国まで及んだそうです。COVID-19 とはどんな違いがあるのでしょうか?まずは我が国の感染症分類での違いがあります。COVID-19は現在2類すなわち感染力が強く、就業を制限し、入院を勧告されますが、サル痘は4類に属し(黄熱病や狂犬病。ちなみにインフルエンザは5類)保健所への届け出義務はあり、消毒は必要ですが就業制限や入院勧告はありません。サル痘は1970年にヒトでの感染が発見されて以来、中央アフリカや西アフリカにかけて流行していました。今回は流行地への渡航歴のない感染者が欧州で流行したため問題となったのです。感染症としては潜伏期間が6~13日、発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状が0~5日程度続き、発熱1~3日後に顔面、四肢を中心に発疹が出現します。発疹は水疱→膿疱→痂疲となっていきます。多くの場合には2~4週間で自然軽快しますが患者状態によっては重症化することもあります。感染は接触性感染がメインであることもCOVID-19とは異なります。私たちは今‘感染症’‘流行’に敏感になっています。確かな知識を持ち、いたずらに恐れることなく日々暮らしていきたいものです。

COVID-19 その57  修学旅行

2022/06/10   2年半続いているコロナ禍もようやく規制緩和の声が聞かれるようになってきました。教育の現場でも校内でのマスク着用を緩和したり運動会をはじめとした学校の行事も再開されつつあります。修学旅行についてもしかり、徐々にですが県外への移動も緩和され手探りでの実施が各地で始まっています。私が関わっている‘福島まちづくり体験活動協議会’もその一つ。これまでの見学中心の修学旅行と違い、体験型を主体にした修学旅行を最近企画実施しました。横須賀市にある中学校が福島県裏磐梯小野川湖にあるキャンプ場での体験や県内各地での職業体験などを行ったのです。3.11以来、復興のためにいろいろな分野の方々が頑張っている福島県の施設を見学・体験することにより社会に触れ、将来の職業選択の一助とすること、またキャンプ場での集団生活を通しお互いの絆を深め、さらには災害にも強いサバイバーを育成することを主な目的としています。コロナ禍をきっかけにこのような修学旅行が新しいNew normalになっていったらと思います。

COVID-19 その56  4回目

2022/05/27 我が国でもワクチンの4回目接種が本格的に始まろうとしています。対象は60歳以上の高齢者と基礎疾患など重症化リスクをもつ18歳以上となりました。12歳以上の全国民を対象とした3回目接種と比べその対象がかなり制限されています。また特筆すべきは第1回目のワクチン時、医療従事者に先行接種していたのですが、今回は対象から外されました。このことについては医療界などから不安の声が漏れているとの意見もありますが、これまでの経験そしてデータからワクチン接種が感染予防ではなく、あくまでも重症化予防であるという結論に達したからなのでしょう。この点からも一般の風邪に対する対応に1歩も2歩も近づいてきたようです。次第にコロナとの共生になっていくのでしょうね。一方、免疫が落ちている方が入院している医療施設での規制緩和はまだまだ先のようです。これは重症化予備軍の集団がいる施設ですから規制緩和からほど遠いのもうなづけます。その意味でも医療従事者はもうしばらく気が抜けません。

COVID-19 その55  外マスク

2022/05/13 オミクロン株が変異を繰り返し、生き残りに必死の様相を呈しています。そのせいでしょうか。我が国の陽性者数は依然として40000人を超え、高止まりから増加傾向すらあります。そのような中、昨日国会では外でのマスク不要が話題に上ったとのこと、併せて専門家からも2mの距離があればマスクは不要という意見もありました。感染症の立場からすればもっともなことだと思いますが、これまで2年間マスクをするのが当たり前になっていた私たちとしては、加えて世間体やみんなの目を気にする真面目な国民性ではこの過渡期、個人間でのいろいろなすれ違い、疑心暗鬼的な場面が出てくるのではと危惧しています。欧米では今やマスクは着用していない方が多いようですし、それを自然に受け入れているようです。今後マスク問題から目を離せません。

COVID-19 その54  試金石

2022/04/23 桜の花がいつものように咲き誇りそしていつものように散ってしまいました。そして街には今ハナミズキの可憐な花が咲いています。自然にとって感染症や戦争などは我関せず、いつも通りの営みを繰り返していますがその逞しさには圧倒されるばかりです。このところコロナ感染者数は第7波を前に高止まりしているようです。と言っても今は若者たちが感染し、高齢者の感染者数は少ないものの重症化してしまうという構図。このために若者たちへのワクチン接種、そして行動規範を厳しくという声も聞かれていますがさて現実はというと政府の思惑通りにはいかないようです。欧米ではマスク解禁の動きもある一方で中国では徹底した制限政策,ロックダウンも行っているようです。同じコロナに対する対策の格差、まさに日本は今後の我が国を占う試金石の時期にきています。