当クリニックについて

院長の一言

ヌキテパ

2024/05/24   この言葉を耳にしたことはありませんか?フランス語を習い始めた頃、この言葉がなぜか耳から離れず、いつの頃からかフランス語と言えば真っ先にヌキテパを思い浮かべるようになりました。本来の意味は電話で‘ちょっとお待ちください’の意味だそうでne quittez pas と書きます。Quittezは‘去る’という意味だそうで、‘切らないで’なのでしょう。恋愛の中でもこの言葉は使われるようです。‘離れないで’そしてもう一つ自分のスタイルを保持するという意味も。本来の自分を見失うなという意味なのでしょう。情報が錯綜する昨今、いろいろな情報に振り回されややもすれば自分を見失いがちな現代、そんな時ヌキテパを思い出すのもいいのかなと思います。

忍耐力

2024/05/16 子供の頃はとかく何事も長続きしませんでした。中学、高校の頃の部活動しかり、大学でもテニス部は4年で辞めてしまいました。そして何か事があると、我慢できず、つい一言口を出したり、行動に出たりしていた自分がいました。そんな子供時代から今の自分は想像も出来ません。歳を重ねるごとに忍耐強くなってきた自分がいるのです。これは外科医として診療や手術を通して鍛えられたのか、はたまたいろいろな経験や読書などを通して世の中をある意味客観的にそして冷静に見えられるようになってきたからなのかわかりませんがともかく今、仕事場で我慢できない場面に直面してもまずは周囲を見渡し、一呼吸置き、そして考えてから少しは行動できるようになってきたようです(と思ってますが・・・)。齢40にして惑わずと昔の人は言っていましたがこの境地はどうやら還暦を過ぎそして古希になってようやくわかってきたような。それに合わせるかのように忍耐力がついてきたような気がしています。

為せば成る~

2024/04/25 J.F.ケネディが日本の政治家で最も尊敬できる人として挙げたのがこの言葉‘為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり’を家臣に告げ財政危機となった米沢藩の経済困窮を救った上杉鷹山です。米沢市に行くと街の中にその名残を見ることが出来ます。それが家の周りを囲む生垣です。その生垣に‘ウコギ’という植物を用い、棘があるため防犯にもなり、一方食用としても用いられるため財政困難に陥っていた時、鷹山の奨励で各家がこの‘ウコギ’を生垣として用いたのが始まりだそうです。   私もこれまでの人生、困難に陥った時いつもこの言葉を思い出しては自らを鼓舞してきました。

時計

2024/04/04   私が幼き頃は時計に囲まれた生活をしていました。というのも実家が時計屋を営んでいたからです。あの頃は入学記念や就職祝いの贈り物の定番として腕時計が好まれそのおかげで生業も右肩上がりの時代でした。時が経つにつれデジタルウオッチが世の中に出るようになり、量販店でも時計が売られるようになり、次第に町から修理もできる時計屋がなくなってしまいました。昔の腕時計は手巻きあり手の動きで自動で巻き上がるものありでした。修理は勿論、町の時計屋でしたしその仕事ぶりはまさしく職人芸でした。今ではデジタルそれも最近ではスマートウォッチなるスマホと連動し多機能の便利なものが若い世代では当たり前の様です。この世界も様変わりしたものです。でも私たちの世代ではやはりアナログが一番、秒針が一秒一秒時を刻むのを見るたびに‘時’を感じ、なぜかホットした気持ちになります。

テニス

2024/03/27   テニスとの付き合いはどれほどになるでしょうか、出会いは大学、確か19歳の時だったかと思いますが、それからかれこれ50年。半世紀もの間お付き合いいただいているスポーツです。テニスというと他のスポーツと比べておしとやかなスポーツと思われる方が多いのではと思いますが、いやいやその動きは瞬発力、忍耐力そして相手との駆け引きが問われは走りが基本のなかなかのスポーツです。でも他のスポーツと比べ高齢者でもできる事は間違いなく、若かりし日、テニスを始めた理由の一つとして人生の後半でも出来るからとの思いがあったからです。働き盛りの30代、40代には極まれにしかできませんでしたが、今でも月に一度はラケットを握るように心がけています。これからどのぐらい今の走るテニスをキープできるか定かではありませんが、できるだけ長くお付き合いいただきたいと思っています。

土いじり

2024/03/08   歳を重ねると若いころよりも自然に親しむ機会が多くなると言いますが何故なのでしょう? 今、月に一度週末には故郷福島に帰り、庭いじりを楽しんでいます。そんな土いじりなど若い時分、自分がするなど想像も出来ませんでした。早朝、起床と共に朝のルーティーンをこなし最後の締めが庭掃除を兼ねた土いじりです。雑草を一本一本抜いている時、その生きる逞しさにただただ驚いています。冬場はまだいいのですがこれがシーズンになると帰るたびにまた一からやり直し。でもそんなとき、世事の雑音から解放され無心に作業している自分がいます。きっと年老いるとやがては自分も自然回帰するからかななどうららかな春の日和の中でついそんな事を考えてしまいます。

チョコレート

2024/02/19 今年のバレンタインデーがいつの間にか過ぎていました。このバレンタインデーなるものはキリスト教と深い関係があり、2月14日を愛に関する特別な日と認識されていたのは実にローマ時代にまでさかのぼれるそうです。1900代半ばに日本でも取り入れられ、それ以降日本独自のバレンタインデーが出来上がりました。それは商業ベースで始まったチョコレートを贈る習慣ですが、このチョコレートを女性から男性に贈ること、それが女性の男性への愛の告白の代名詞となることなどは日本独特だそうです。日本人はいろいろな面で欧米の文化を取り入れ、それから独自の文化を創り出す事が得意なのですね。

~川崎さいわいがんウイーク2024年開催のお知らせ~

2024/02/05   毎年2月4日が世界がんデーということをご存知でしょうか? ‘がん’についての意識向上と検診、予防さらには治療への取り組みを促すため、世界的な対がん組織である国際対がん連合UICC(Unio Internationalis Contra Cancrum)がこの日を世界対がんデーという記念日にしました。日本人の2人に1人ががんに罹患する昨今、昔と違いがんは身近な病気になりました。また‘がん’と病名を告げられる事をはばかられた時代も今は昔、今では一般的な病名として世間では受け入れられています。がんについて少しでも関心を持っていただき、がんの予防はもちろん、早期発見、早期治療に結びつけていただけたらとの思いで、石心会川崎地区の医療施設である川崎幸病院、川崎幸クリニック、第二川崎幸クリニックの3施設共催で2016年より2月4日からの一週間、かわさき幸がんウイークと銘うって種々の催しを開催しております。     コロナ禍の3年半、展示のみにて開催しておりました本会も、本年からは最終日の2月10日にハイブリッド形式によるミニレクチャーも企画しております。また会期中、院内では患者さんによる手作りの作品を展示しております。またイーライリリー社のご協力を受け‘リリー・オンコロジー・オン・キャンバス’に寄せられたがん患者さんやそのご家族の方々の作品を展示しております。   この機会に少しでも多くの方々にがんについて関心を持っていただきそして学んでいただけましたら幸いです。  2024年2月                第二川崎幸クリニック 院長                      関川浩司

炊き出し

2024/01/24   能登半島地震から3週間、まだまだ先の見えぬ避難生活を強いられている方が多くいます。そのような状況を連日報道を通じて知ることが出来ますがその中で炊き出しの光景を目にすることがあります。先日も杉良太郎氏がキッチンカー3台を仕立て、肉うどんやカレーを炊き出ししていました。その他大勢の方が寄付やボランティアを通じて災害に遭った方々へ手を差し伸べています。その人達は異口同音に明日は我が身、思いやる心が大切と言っていますが’情けは人の為めならず’という言葉を思い出します。3.11の時、福島県の双葉町の方々が埼玉県加須市の高校に長期避難していた時、福島県出身の一人としていてもたってもいられず、加須の避難所で福島医大のOB、OG達と医療ボランティアをしていた時期がありました。その折、同じ福島県出身の西田敏行さんがたしか原宿にあるラーメン店の方々と一緒に炊き出しに来ていました。その時食べたラーメンのおいしかった事を昨日の事の様に覚えています。避難されている方々にとって温かな炊き出しは本当に心にしみるものだなとTVの映像を見ながらあの当時を思い出しては今も避難されている方々へ思いを寄せています。頑張れ能登半島!!!

早慶戦

2024/01/12   昨年の秋、6大学野球の早慶戦が地方巡業の形で福島市で開催されました。地元のOB達の熱意で開催が決まったようですが、観客席はプロ野球顔負けの満員御礼だったとか。6大学野球のそれも早慶戦の人気のほどがうかがえました。オフシーズンにはこのように地方での開催が定期的に行われていると慶大野球部OBの方にお聞きしました。その方は現役時代なんと6大学野球の首位打者を3度獲得、当時は雑誌ベースボールの表紙を王貞治氏と並んで飾っていたほどの活躍だったとか。その後一時社会人野球にも籍をおきましたが会社人生を全うし、一流企業のトップにまで上り詰め、今は悠々自適、趣味で絵を描き時々個展も開いているとか。そのようなお話をその方のアトリエでお聞きする機会がありました。そして当院のオープンギャラリーでの個展のご協力もしていただけるとのこと。当院での個展、今から楽しみです。

2024年 年頭にあたってのご挨拶

2024/01/04 あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。  本年の元旦は初日の出も愛でることが出来、穏やかな一日を過ごせると思っていた矢先の能登半島地震でした。また2日には羽田空港での衝突炎上事故。まさに一寸先は闇と感じさせられた年始めとなってしまいました。川崎市医師会からも元旦から今後の能登半島医療支援に関する緊急連絡が入りました。2日には新たな緊急連絡が入り、羽田空港への医療支援の要請に関するものでした。 このような一連の動きから改めて‘必要とされる医療’を提供し続けること、それが私たち医療者の使命と考えさせられました。落ち着かない状況で始まった2024年ですが、本年もスタッフ一丸となりブレずに一年を過ごしたいと思っております。 本年は開院9年目を迎えます。これまで唱えてきたa)情報の共有b)明るい職場環境つくりc)自らが受けたい医療の提供のための創意工夫d)誰もが働きたくなる職場環境作りの4点を今後も継続して参ります。財団の基本理念‘断らない医療’患者主体の医療‘’地域に根ざし、地域に貢献する医療‘を常に心に刻み当院の基本精神である’和顔愛語、先意承問‘を実践していただきたいと思います。 今年の当院の標語は‘飛翔’と’Thoughtfulness’にしました。開院9周年を迎えるにあたり、皆が龍のように空高く飛ぶがごとく一歩前進する年になるよう、さらにはスタッフ同士がお互いを思いやり、働きやすい職場でよりよい医療を提供するという意味をこめました。  本年もよろしくお願いいたします。 2024年初春                 社会医療法人財団石心会                 第二川崎幸クリニック                     院長 関川浩司

設計図と絵画

2023/12/22  最近ある画家の個展に行く機会がありました。現代と昔の街並みを組み合わせ精緻なタッチで描く事を特徴としており、さらにその中の登場人物も細かく本当に細かく丁寧に描かれていました。会場に入った瞬間からこんな画家が日本にもいるのだと一瞬鳥肌が立ったほどでした。その制作過程も見ることができました。壁一面を占めるほどの大作も原画の過程では方眼紙を用いて下絵を描き、それを徐々に大きくしていく手法、まさに設計図と同じ手法でした。画家の名前は山口晃氏、その精密な絵画だけではなく、メッセージ性も高く思わず一つ一つの作品に釘付けになってしまいました。

スイカ

2023/12/11   コロナ禍を契機に加速度的に進んだものの一つにキャッシュレスがあります。それもタッチレス決裁。その先駆けがスイカでしょうか。私が川崎に赴任した2006年あたりからスイカが世の中に出始め、地方ではその存在を知らなかったのがこちらに来て初めて知り早速スイカを購入し通勤に役立てていました。今ではクレジット機能やアプリの駅ネットと連動し、買い物ができたり新幹線の座席指定まで我が家で出来、チケットレスで改札を通っています。本当に便利な世の中になったものです。でも不思議なのがあの瞬間のタッチでよくもまあ情報が正確にインプットされるのだなと首をかしげている自分を見るにつけ、昔テレビの中に人がいると思っていたそんな笑い話をつい思い出しています。

視野狭窄

2023/11/29   年寄の頑固じじいと世間ではよく言われますが、加齢によって動脈硬化が進み凝り固まった考えを持ちがちなのもその一因でしょう。また齢を重ねると多くの人が瞼が落ちてきます。人によっては加齢性眼瞼下垂などの病名までついてしまいますが、それによって世の中が狭く見えるいわゆる視野狭窄も頑固さの一因になっているのかもしれません。そのような事から最近朝のルーティーンでは風呂に入りながら変顔体操をしています。目を大きく開けることを意識し、そして目の周りの皮膚を伸ばすことを心がけているのですが、写真に映る顔を見ても間違いなく瞼は落ちているなと感じる今日この頃、さて明日も変顔体操をしなければ。

最高気温

2023/11/09  11月になったというのに各地では最高気温が25度を超す‘夏日’なる日が続いています。11月5日には全国測定地点の7か所で30度を超す気温となり、中でも熊本では1890年に統計を開始してから最も高い気温となったとのことです。東京でも28度を記録しこれも100年ぶりとか。今週末からは一転、気温が下降し、北国では積雪の予想も。夏から冬にまっしぐら、四季の美しさを愛でていた日本はどこに行ってしまったのでしょう。今年の紅葉はどこか中途半端な色づきをしているような、そんな気がしてなりません。

国際化委員会

2023/10/24   当院は2015年の開院当初からインターナショナルクリニックとしても意識し運営しています。当初は管理部からの発信と院内整備だけでしたが現在は国際化委員会を作り、定期的にミーティングを行い外国人に対する医療提供のため種々工夫を行っています。その理由として川崎には外国人居住者が多く、加えて羽田に近いことから訪日外国人も多いからです。必要とされる医療を外国人にも特別に意識することなく提供するという考えに基づき、受付には数か国語を話せるコンシェルジュを配したり、問診表や検査説明にも各種言語訳のものを用意したり、通訳用タブレットを用意したりしています。これらのまとめ役をするのが国際化委員会。最近では来院した外国人の方々にアンケートを実施し、彼らの思いを聞き今後の医療の提供に役立てるという活動もしています。また院内スタッフ向けにも会話教室を催したりしていますがそれらの活動を4半期に一度朝礼で披露してもらっています。

検診

2023/10/04   2019年に出たがん検診率に関する国際データによると日本の受診率は先進諸国の中でも高くないとのこと。乳がん、子宮がんの検診率でみると第一位がチェコで受診率は80%以上、2位がオランダ、続いてアメリカ、イタリア、オーストラリア、ドイツ、韓国そして40%台の日本の順です。受けない理由として①受ける時間がない②費用がかかり経済的に負担だから③がんと分かるのが怖い④健康状態に自信があり、必要を感じないなどが挙げられるそうです。日頃から自分の身体に関心を持っていただけたらと思います。当院でもプラチナがん検診を行っています。お気軽にご相談ください。

九品仏

2023/09/21  東急大井町線自由が丘駅の隣駅が九品仏。この字をみてどう読むかわからない方も多いのでは。正解は‘くほんぶつ’。駅を降りると左手すぐに松林に囲まれた参道があり、その奥に浄真寺があります。江戸時代に奥沢城というお城跡に建てられた浄土宗のお寺ですが、その境内の本堂と対面する3つの阿弥陀堂にそれぞれ3体づつ安置されている九体の阿弥陀如来像が九品仏の名前の由来です。その九体を穏やかに見守るように鎮座する本殿の釈迦如来さま。実に心が穏やかになる空間です。四季折々、境内はその表情を変え訪れる人たちを和ませてくれます。私はできる限り毎週末の朝に訪れてはマイナスイオンに浸りそして力をいただいています。

気温

2023/09/06   9月に入ったというのに昨日の川崎の気温は35度でした。最近、軽井沢に行く機会がありましたが別荘族の方々もこれまではクーラーがいらなかったけど昨今の軽井沢の夏はクーラーが必須だと異口同音に言っていました。軽井沢のすぐ近く、東御市にある海野宿に最近家を建てた私の知人のところにはクーラーがありました。完成当初、クーラーは全く考えていなかったそうですがさすがの暑さに急遽設置したとか。マレーシア在住の方からこんな話も聞きました。熱帯気候に属するマレーシアでは夏でも35度を超える日がなく湿度も東京ほどではないとのこと。日本の夏はもはや亜熱帯どころか熱帯気候になってしまったのでしょうか。

加齢

2023/08/21    最近、古希を前にした友人と加齢について話す機会がありました。古希は人生70古来稀なりから来ていますが、古希を前にした我々の年代は白秋から玄冬へ向かう人生を振り返る時期だろうと言う者がいたり、この歳になるとそんな発想が多くなりがちの様です。私は最近見た番組について話ました。千葉県にお住まいのトライアスロンにいまだに出ている90歳の方の話です。トライアスロンそれも私がやっていたオリンピックディスタンス(スイム1.5kmバイク40kmラン10km)ではなくフル(スイム3kmバイク180kmラン42.195km)に今でも参加。その練習風景たるや自転車は若者の如くペダルを漕ぎ、買い物に行くときも常に筋肉を鍛えることを意識しながら歩いているとか。若者たちとの飲み会シーンもありましたがそれこそ違和感なく楽しそうに飲んでいました。Age is just the number. 思わず背筋を伸ばしていました。