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COVID-19 その9 怯むことなく・・・

2020/05/20 全国39の県の非常事態宣言が解除になりました。4月から既に一か月以上たち、ようやく新型ウイルスの第1波の攻撃が多少緩みをみせ、この戦場にも光明が差しこんできたようにも思えます。しかし敵もさるもの、新型ウイルスはなかなかのやり手です。ちょっとでも気を緩めれば、彼らは少しの隙をついてまた暴れ出します。決して油断せず、マスク着用、ソーシャルディスタンスのキープ、手洗いの励行を行い続けなければなりません。その意味ではワクチンが製造されるまでは気を緩めることはできないでしょう。特に医療界はもちろんの事です。感染流行前は病気を治す事だけを考え医療施設に行けばよかったのが新型コロナ以来、医療施設に足を向けること自体が手控えられ、また待合室では隣の方の存在が気になるという声も聞かれます。内視鏡検査や手術に至っては自粛の見解が学会から流されています。これらによるこれまでの病気の進行や発見の手遅れという弊害も考えなければなりません。いろいろな企業が守るべき基準があるように、いやそれ以上に身体を預かる私たち医療従事者は感染防止対策を考えなければなりませんし、そこから力を抜くことは当分なさそうです。安心して必要とされる医療が今後も受けられるよう、システムや環境整備を行い、怯むことなくよりよい医療の提供を行っていきたいと思います。

COVID-19その8  選挙

2020/05/09 4月に出た非常事態宣言が一か月延長になり、報道そしてコメンテーターがいろいろな角度からこれを論じ百家争鳴の感があります。そのような中、異彩を放つのが大阪府知事。国の非常事態宣言延長の発出に対して終了基準について提示されていないとの視点から大阪基準なるものを発表しました。それによると感染経路不明者が10人未満。陽性者率7%未満、重症者ICU60%未満、これを一週間続けられれば規制を緩和するとのこと。数値による説明は誰もが納得しやすいし、具体性があります。加えて達成度を色で市民そして府民に伝えるのだそうです。照らす対象として選ばれたのが川崎にゆかりの岡本太郎が大阪万博の際に作った太陽の塔。非達成は赤、達成した日は黄色、そして一週間達成し段階的緩和開始となった際には緑色に照らすそうです。内容の評価については専門家にお任せしますが、データに基づいた情報共有と周知そして意識づけを行うというわかり易い取り組みに府民、市民のうけもまずまずとか。新型ウイルスは指導者の力量を試し、そして政治の大事さを私たちに教えてくれています。これほどまでに政治が私たちの生活そして命にかかわっていると国民全体が感じたのは戦後初めての事ではないでしょうか。政治の行方を選ぶのは選挙です。これからは一人一人が選挙にたいしてこれまで以上に慎重にそして強い関心を持ち、関わっていってほしいと思います。

COVID-19 その7 ~花鳥風月~

2020/05/01 今年の4月はどこに行ってしまったのでしょう。まさに‘花のいろはうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに’の心境でした。 最近では花が盛りの藤棚やチューリップの花が摘まれていることをニュースで知りました。目的は感染予防ということですが、、、そのニュースが流れたとき花を摘むということと感染予防との関係が結びつかず理解するまでに多少の時間を要しました。美しい花を愛でるために大勢の人たちが集まってしまう、それが感染の原因となるから花を摘み、人払いをするのだとか・・花に罪はないのに、花鳥風月をこよなく愛する日本人の心まで摘まれてしまったようなそんなさびしい気持ちになりました。確かに人が大勢集まる事は今、絶対に避けるべきですが、それを阻止するために果たして花を摘むことが必要だったのか・・担当の方は日頃から愛情を込め花を育てているだけにおそらくは私以上に、摘む事に対してかなりな想いがあったでしょうし、もちろん他の方法も考えた事でしょう。こんなところまで新型ウイルス感染の影響がでているとは・・・皆が各分野でそれぞれに頑張っているとき非常事態だからこそ一人一人が守るべきところは守っていただきたいと思っています。  今、医療界は新型ウイルス感染と戦いそして院内感染と戦っています。物心ともにギリギリのところで医療者は頑張っているのですから、どうか皆さんも心を一つにして戦って欲しいと思います。一人一人の自覚でそれができると思います。花を摘むこともなく・・・。

COVID-19 その6 ~当院の診療について~

2020/04/21 新型コロナウイルス感染者数の増加、全国に発せられた非常事態宣言、院内感染多発によるがん医療、救急医療など日常診療のひっ迫、,そんな中、外科系消化器系,心臓循環器系,脳外科系、血管系総合専門外来としての当院は必要とされる医療を可能な限り提供し続けるため、スタッフ一丸となり連日粛々と医療に当たっています。今や市中感染となった感のある新型コロナウイルス感染ですが来院される方々への安全な医療の継続のためにまさに本年の標語professionalismをスタッフ一人一人が胸に刻み、このような困難な時期にもひるまずに相対しております。来院される患者さんそしてスタッフの安全確保が最優先と考え、種々対策を講じております。本日HPのトピックスに’当院の診療について’をアップしました。ご参照ください。また日々、感染防止策の立案/実行、状況に応じた診療体制の構築、スタッフの院内外での行動規範の作成、物流面の対策などを行っております。病状の変化が速い新型ウイルス、社会情勢の変化もそれに劣らずの早さであり、今後も情報収集に努め、状況を正確かつ迅速に判断し、そして一歩先んじての決裁を旨として事に当たって行きたいと思います。 We shall overcome. I do believe.

COVID-19 その5

2020/04/09 ついに我が国初の非常事態宣言がでました。感染拡大が進行する東京、神奈川を始めとした自治体がそれぞれ非常事態宣言を出し、街の様相は一変しました。と言いたいところですが、ここに至ってもまだ自粛を要請する企業の調整とやらで国と各自治体が協議しているといった状態。あまりにも危機意識がなさすぎます。諸外国の先例をなぜ学ばないのでしょう。医療従事者は疲弊し医療は崩壊し、通常診療はもはや行われる余裕などないそうです。たとえがんと診断されても、その治療が後回しにされ、早期で発見されたとしても治療が出来る頃には進行し・・・。そんな医療界からの悲痛な叫び声が世界の各都市からでているのに・・・一人一人の自覚、そして覚悟もそうですが、ここは行政指導で迅速にかつ適切に対応して行っていただきたいと思います。今、医療の現場はそれぞれの立場で新型コロナウイルスに対してはもちろんの事、これまで行われてきた医療が萎縮しないよう日々頑張っています。私たちみんなの命がかかっているのですから・・・。

COVID-19 その4

2020/03/23 オーバーシュート。突然聞き慣れない言葉が世間に登場しました。専門者会議からのメッセージ。オーバーシュートとは突然に急峻なカーブで数が増えることすなわち爆発的増加の事を言うそうです。もちろんコロナウイルスによる感染者数。既に外出禁止令が出され、ほとんどすべての企業や店舗の活動が休止しているイタリアそしてフランス、スペインなどはまさにオーバーシュートの状態。アメリカにもその足音が…と言ったまさに一週間で世界の風景はまた様変わりしてしまいました。日本はと言えば、専門家、自治体などの努力のたまものなのか、何とかギリギリの線でこれを食い止めているといった現状、これを一部の方々は沈静化傾向にあると解釈し、行動規範を緩めるところも出ているのだとか。私は感染症の専門家ではないのですが、ぎりぎりの線でこらえている事は肌で感じています。これまでも院内感染で手術が出来なくなった1990年初頭に全国の病院で流行したMRSAをはじめ幾多の感染症予防と闘ってこなければならなかった外科医ですので・・・。このようなときこそ国民一人一人が同じ方向性を持ち、見えない敵に立ち向かってもらいたいものです。大切なのは一人一人の自覚です。オリンピック2020TOKYOの開催も延期の声が出てきました。これに伴う影響は大なるものでしょうが、みんなが元気でいてこそ、すべての物事ができると思います・・・。

COVID-19 その3

2020/03/13 前回COVID-19その2をアップしてから10日、世の中は益々、新型ウイルスに席捲されています。WHOはこの感染が世界中に広がっているパンデミック感染である事をついに認め、中国での患者数の減少が報告される一方で、世界中の感染数は増加しイタリアでは全国封鎖や移動禁止令さらには医療関連や食料品店以外の商店、レストランの営業がストップしてしましました。日本はと言えば学校の休校は継続され、各種イベントも中止、ついには春の甲子園も中止の決定がなされました。日、一日ウイルスの影響で変わる世の中の風景。マスクは薬局から姿を消して久しく、また一時はトイレットペーパーもスーパーから姿を消していました。‘恐怖心は人を弱体化する’イタリアの誰かが言った言葉ですが、まさにその通りです。いろいろな情報が錯そうし、混沌とした今、大事な事は一人一人が今出来ること、手指の消毒、咳エチケット、換気の励行、人ごみの閉鎖空間は避ける、クラスター連鎖を断ち切るなどを粛々と行い、いたずらに恐怖心を抱かず、そして疑心暗鬼になる事なく、自分を見失わずに冷静に行動することです。

COVID-19その2

2020/03/03 全国各地に広がる感染者、小学校から高校までの臨時休校、各種イベント、学会、研究会の中止、マスクやアルコール消毒剤の品不足、はてはトイレットペーパー、キッチンペーパー、おむつまでも品不足に・・・この数日間あわただしく時が過ぎています。季節は3月、間もなく桜の開花時期というのに、そんな気分にもなれない今年の春。このようなときに垣間見られるのが人間の性(さが)、またこのようなときに問われるのが人間の真価と思います。明日が見えないからこそ、プロトコルがないからこそ、リーダーは日々これから起こりうる事を科学的統計学的根拠に基づき予測し、適切な対応を取らなければいけませんし、また事を為すときには明確な説明責任を果たさなければなりません。個々人もまた自らの価値判断を大切にしながら落ち着いて行動していかねばなりません。今、新型ウイルスは私たちを試しています。

COVID-19

2020/02/19 今、世界は歴史的な出来事の渦中にいます。これまでペストをはじめとした幾多の感染症がこの地球上に現れても人類はそれを乗り越え今日まで来ました。今回の感染症もおそらくは乗り越えられるでしょうし、乗り越えなければなりません。ただし過去の感染症と違うのは私たち現代人の取り巻く環境,すなわち交通機関の発達やインターネットの発達によりグローバル化が進み、人の往来はもちろんの事、物流の交流が今まで類を見ないほど地球規模になっている状況です。過去の教訓を活かしてこの状況に対応することはもちろんですが、これまでの発想とは違った現実に即したあるいはそれを一歩も二歩も先んじた対策が求められています。もちろんそれにはプロトコルなどはありません。状況に応じてその都度、臨機応変の対応が大事。一人一人の為すべきことは限られていますが基本的な事を粛々と行いながら正確な情報を共有し、決してフェイクに惑わされず対応していく事が求められています。今、人類は試されています。歴史の生き証人としてこの成り行きをしっかり見据えて行きたいと思います。

脚力チェック

2020/02/10 今シーズンは暖冬のため各地で雪不足が続き、スキー場は悲鳴をあげていました。立春を過ぎた今頃になってようやく大寒波が到来し各地から雪の便りが届いています。シーズンに一度はスキーでの脚力チェックを常としている私としては居てもたってもいられず、いつものスキー場にかけつけました。そしてノンストップでリフトに乗り滑る、リフトに乗り滑ることを繰り返し、1.5kmのバーン、昨年同様10回連続をクリアできました。帰りは近くにある秘湯で雪見露天風呂としゃれ、自分への褒美としました。脚は第二の心臓、何歳までこの脚力を維持できるかなと、思いはすでに来シーズンに馳せています。