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第二川崎幸クリニック
診療科目

減量外科外来

はじめに

肥満は糖尿病や高血圧だけでなく、睡眠時無呼吸症候群やうつ病など様々な病気の原因となります。一般的には食事制限や運動療法などの内科的治療が試みられますが、必ずしも期待した効果を得られないのが現状です。 そのため、海外では古くより手術による治療が行われてきました。現在では、肥満症に対する外科治療は内科的治療に比べて非常に効果が高いことが分かっており、世界で最も数が多い消化管手術(2016年には68万件以上)となっています。
一方、わが国では、減量手術は1980年代初めに導入されたものの、施行件数は限られていました。その後、腹腔鏡下手術の普及や、2014年に腹腔鏡下スリーブ状胃切除術が保険診療で行える事になったこともあり、増加傾向にはあります。

手術の対象となる患者様

当院では保険診療による腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を導入致しました。対象となるのは次の条件を満たす患者様となっております。

  • BMI 35㎏/㎡以上
  • 18歳~65歳
  • 糖尿病
    高血圧
    脂質異常症
    睡眠時無呼吸症候群
    のうち1つ以上を合併
  • 6カ月以上の
    内科的治療が無効

その他、術前に減量、禁煙が出来ることや、術後に長期的な外来通院が出来ることが条件となります。手術は楽をして痩せるための手段ではありません。 術後、長期にわたる食事療法・運動療法の継続を行う必要があることを御理解頂く必要があります。手術は一つのきっかけであり、術後に自分の生活習慣を変えていく努力が最も重要です。

当科では、患者様が長期に渡って減量を維持できるように、術後も継続してサポートさせて頂きます。

BMIの算出をしてみましょう!

身長:cm

体重:kg

BMI

腹腔鏡下スリーブ状胃切除術とは

胃の大部分を切り取り、バナナ1本くらいの大きさにする手術です。腹部に5-15mm程度の孔を5ヶ所開け、腹腔鏡を用いて手術を行います。胃の容量が小さくなるとともに、食欲を増進させるホルモン(グレリン)の分泌が抑制されるため、少量の食事で満腹感を得られます。 保険診療として行うことができる唯一の手術であり、わが国では約90%がこの術式です。

コーディネーター看護師を配置

胃の大部分を切り取り、容量を60~100cc程度に縮小させる手術です。

腹腔鏡下スリーブ状胃切除術のデメリット

  • 手術の合併症は、死亡率0.2%、縫合不全1~2%とされています。その他に起こりうる合併症として、出血、感染、肺炎、肺梗塞、心筋梗塞等があります。
  • 術後に胃食道逆流症を合併した場合、胃薬を飲み続ける必要があります。重症化した場合、再手術が必要となる場合があります。
  • 鉄、ビタミンなどの栄養障害を合併した場合には、サプリメントによる補充療法が必要となることがあります。

手術前後の流れ

  • 初診外来

    問診
    身体測定
    血液検査

  • 外来受診

    栄養指導
    運動療法
    内科受診など

  • 検査

    上部(胃)内視鏡検査
    CT検査など

  • 説明

    検査結果の説明
    手術の説明

  • 治療

    入院
    手術
    (7~10日)

  • 退院後

    外来

  • 術前外来(数回):初診時に問診、身長・体重測定、血液検査などを行い、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術の保険適応であるかを調べます。基準を満たした場合、栄養指導、運動指導、内科受診などを行います。
  • 術前検査(2日間):手術適応があると判断された場合、上部消化管内視鏡検査、腹部CT、心エコーなどを行います。
  • 手術の説明(1日間):術前検査の結果を踏まえ、今後の方針を説明します。検査結果の内容によっては手術が延期、中止となる場合があります。
  • 手術:入院期間は7-10日程度となります。
  • 術後外来:術後1、3、6、9、12ヶ月、その後は1年毎となります。

手術の対象とならなかった患者様

外来受診をして頂いても、様々な理由により手術の対象とならない患者様がおります。こうした患者様に対しては、合併疾患に応じて該当科(糖尿病内科など)を御紹介させて頂き、手術以外の手段でサポートさせて頂きます。

担当医師

網木 学
網木 学

資格:
麻酔科標榜医
日本外科学会専門医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本消化器外科学会専門医
検診マンモグラフィー読影認定医

高度肥満の患者様に対する腹腔鏡下手術は難易度が高く、特殊な技術を要します。手術を担当する医師(網木)は、減量外科の国内最多の症例数を有する施設で2年間の専門的なトレーニングを行い、300例以上の手術と周術期管理、更に外来診療にも携わった経験を有しています。

論文

  • Amiki M, Seki Y, Kasama K, et al. Reduced-Port Sleeve Gastrectomy for Morbidly Obese Japanese Patients: a Retrospective Case-Matched Study. Obes Surg. 2019. doi:10.1007/s11695-019-03987-1
  • Amiki M, Seki Y, Kasama K, Kitagawa M, Umezawa A, Kurokawa Y. Portomesenteric vein thrombosis after laparoscopic sleeve gastrectomy in patient with liver cirrhosis. Asian J Endosc Surg. 2018.
  • 網木学, 関洋介, 笠間和典. 【肥満と消化器】 肥満症の治療 外科・内視鏡治療. 臨床消化器内科. 2019;34(4):443-447.
  • 網木学, 関洋介, 笠間和典. 糖尿病外科における手術の選択. Modern Physician. Vol 39. C.S. Lauer; 2019.

学会発表

  • Amiki M, Seki Y, Kasama K, et al. Early gastric cancer treated by ESD(Endoscopic Submucosal Dissection). APMBSS 2018
  • Amiki M, Seki Y, Kasama K, et al. Revisional bariatric surgery for inadequate weight loss and complications:our12-year experience. APMBSS 2018
  • 網木学, 関洋介, 笠間和典, 北川美智子, 梅澤昭子, 黒川良望. 肥満症外科治療における修正手術(revision surgery) 効果、安全性. 第31回日本内視鏡外科学会
  • 網木学, 関洋介, 笠間和典, 北川美智子, 梅澤昭子, 黒川良望. 日本人肥満症患者に対するReduced port laparoscopic sleeve gastrectomy(RP-LSG)の成績. 第30回日本内視鏡外科学会

外来予約

外来のご予約は電話でのみ受け付けております。治療に関する疑問点などについてはE-mailでも対応しておりますので、
お気軽にお問い合わせ下さい。

予約 TEL:044-511-2112
問い合わせ E-mail:genryou@saiwaihp.org
責任者:網木 学

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