当クリニックの特色
みどりの風~One Team リレーコラム~
「防災の日を前に 災害ボランティアナース」 皮膚排泄ケア認定看護師
2021/08/31
先週の8月27日に災害に関する講習会を受講してきました。
25年以上も経過してなお阪神淡路大震災の記憶は誰にでも強く残っていると思います。
そこに、10年前の東日本大震災に続き5年前に熊本地震がありそれぞれの避難生活がどのようなものだったのかを教えてくださいました。
イタリアでは、避難所にシェフを呼んで食事が出来るようになっているそうです。日本は主食の炭水化物(おにぎり、菓子パン)が考えられているようですが、海外との違いについても勉強になりました。また、避難所を運営する管理者の違いによって被災者の避難所生活が個々によって影響もされるようです。
災害ボランティアナースとして活動する事がどんな事なのか、私たちに何が出来るのか?と考えたときに、講師のtake home message「巡回診療は診断・治療が目的ではなく、感染症や医療ニーズの早期発見、関連死の予防」が目的であると言う事が理解できました。
区役所の職員さんからは、2年前の台風19号の中原区の避難状況を教えていただきました。コロナ禍の影響で非常持ち出し品例の中に「体温計・消毒液・マスク」が追加されたそうです。頭文字をとって、「足しましょう」と名づけていました。
自助努力は私たち医療者のみならず通院患者さんへも自助努力のために必要なことが何なのか啓蒙していく事が必要なのではないかと思う講習会でした
明日9月1日はちょうど防災の日です。
災害時に備えて準備していますか?
「減災」⇒被害を押さえるだけでなく、家庭内での「自助」や地域内での「共助」を奨励することです。
これを機に、備蓄の見直ししませんか?
藤田 範子