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時代とともに言葉の意味は変わる

2017/11/29 明治の思想家中江兆民の葬儀の際に行われたのが告別式です。これの意味するところは今でいう無宗教のお別れ会だったのです。告別式は葬儀の代名詞的に今では受け取られていますが・・。仏教からすればお浄土へ送り出すのが葬送の儀であり、決してお別れの儀ではないとの事、最近参列した葬儀の際にご住職のお話にあった一言です。すなわち告別式とは葬儀の後あるいは葬儀の代わりに行われるお別れ会とのこと。普段何気なく使っていますが、こんな時だからこそ言葉の正確な意味について改めて調べてみるのも一興です。そういえば‘やばい’という言葉もいまでは肯定的に使う事が若者たちの間ではあるとか・・・。時代によって言葉の意味も変わってくるのですね。

高齢化社会

2017/11/22 2025年問題と巷では我が国の高齢化問題に対する対策についていろいろと取り上げられていますが、90歳以上の方々が我が国に何人ぐらいいらっしゃるかご存知でしょうか?今年9月の敬老の日のニュースで90歳以上の人口がはじめて200万人を超えたと言っておりました。206万になったそうです。我が国の人口の約2%。50人に1人が90歳以上。これは世界でも類をみない高さだそうです。今後も社会のあらゆるしくみが高齢化に向けて準備していかねばなりません。医療もしかり。私ごとながら父も93歳まで食事をしていました。ただ残念ながら私の事は一切わからないままでしたが・・・。今後目指すべきは明るく、元気な健康長寿国なのでしょう。

芸術の秋たけなわ

2017/11/17 今,都内の美術館では企画展が目白押しです。今年は特に私の好きな印象派に関連した企画展が開催されています。東京都美術館ではゴッホ展 巡りゆく日本の夢(~2018年1月8日)、三菱一号館美術館ではパリ♥グラフィック—ロートレックとアートになった版画・ポスター展(~2018年1月8日)、東京ステーションギャラリーではシャガール 三次元の世界(~2017年12月03日)、国立西洋美術館では北斎とジャポニズムHOKUSAIが西洋に与えた衝撃(~2018年1月28日)、東京ステーションギャラリーでは鉄道絵画発→ピカソ行 コレクションのドア、ひらきます(~2018年2月12日),

戦争と絵画

2017/11/10 つい先日まで新聞ではスペイン、カタルーニャ地方の独立運動が大きく取り上げられていました。かの国では過去に長らく内戦が行われていましたがスペインの北部に位置しフランスの国境にあるバスク地方、そこにゲルニカという町があります。内戦の折、フランコ率いる反乱軍とそれを支援するドイツ空軍がゲルニカを爆撃し多くの命を奪いました。それに抵抗するかのように戦争の悲惨さを描いたものが‘ゲルニカ’であり、その作者がピカソです。キュビズムの巨匠、パブロ・ピカソ。彼の作品の前に立つといつもその難解なメッセージに思わずたじろいでしまうのですが、彼の若かりし頃の作品はしっかりとした筆致で描かれており、そんな時代の作品とキュビズムに進化した時代の作品を見比べるたびに天才はやはり天才なんだと妙に納得させられます。

月と絵画

2017/11/02 Fly me to the moon.という曲をご存知でしょうか?何人もの歌手が歌い、ついにはフランク・シナトラが謳って爆発的なヒットになりました。と言っても若い世代や中年世代にはもはやわからない曲ですよね。その曲は題名通り‘月に連れて行って’ですが別な意味もあるようです。そんな曲を聞くたびに私はある人の描いた絵を思い出します。その名はマルク・シャガール。彼は愛をテーマに恋人たち、自然そして動物たちを何とも言えない幻想的なタッチで描き、私たちを不思議な世界へと招いています。

色と絵画

2017/10/26 フェルメールブルー、ルノワールピンクなど画家の特徴を色で表す事が良くあります。

南太平洋と画家

2017/10/19 日本から乗り継ぐ事、十二時間 、南太平洋に浮かぶ小さな島、タヒチ。これだけジェット機が発達した今でもまだまだ遠い島と思われている、そんな島に魅了され、100年以上も前にパリから移りすんだ画家がいました。その名はゴーギャン。原住民と共に生活し、彼ら、彼女らをこよなく愛し、その姿を力強いタッチと色彩で描き続けました。彼の絵を見るたびに、なぜ彼が交通手段の少ない当時、今でいえば宇宙に旅するようなところ(少々大げさでしょうか?)に行ったのか?なぜそこを選んだのか?などなど 湧き出るような疑問が浮かんできます。またゴッホとの共同生活、そして仲たがい、耳切り事件、、、画家の心境は私みたいな凡人の感覚では決して推し量れないのでしょうね。

山と絵画

2017/10/13 若い時分は良く故郷 福島の山に登っていました。中でも安達太良山、そして磐梯山は風光明媚な事はもちろん、近くに温泉が湧き出ており、温泉好きな私としては山頂まで登ったあとの充実感に加え、そのあとのひなびた温泉につかるのが大いなる楽しみでした。最近そのような機会はとんと少なくなってきてしまったのは淋しい限りですが・・・

バブルと絵画

2017/10/05 1987年 まさに日本のバブル時期、新宿にある美術館が53億円という値段で絵画を購入し当時の話題をさらいました(今でも作品はその美術館に鎮座しています)。その作品名は‘ひまわり’それを契機に我が国の企業が芸術作品を買い漁る先例となったのです。作家の名はゴッホ、オランダ生まれの彼は精神病院に入院したり、親友ゴーギャンとの諍いから自分の耳をそぎ落としたりと数奇な運命をたどりました。そんな激しい気性の彼の作品はその扱う色彩から彼の精神状態を知る事ができるのも興味深いものがあります。そんな彼も大の浮世絵びいき。作品の中には花魁を描いた絵があったり、絵の背景に浮世絵を挿入したりと絵を通していろいろ見えてくるのも絵画鑑賞の面白さですね。

ロートレックと日本

2017/09/28 昔、福島の街の片隅にあった小さなビストロ、若い時分はよくそこに通っていました。入口は茶色い木の枠に瀟洒なガラスがはまり、そこにはDivan japonaisというタイトルのポスターの一部が彫ってありました。そして店の中には壁中、所狭しといろいろなポスター絵が飾られていました。それがすべてロートレックの作品でした。無論、その店の名前もロートレック。そんな雰囲気が好きでよく足を運び、仲間たちと大いに語らっていたものです。