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芸術の秋たけなわ

2017/11/17 今,都内の美術館では企画展が目白押しです。今年は特に私の好きな印象派に関連した企画展が開催されています。東京都美術館ではゴッホ展 巡りゆく日本の夢(~2018年1月8日)、三菱一号館美術館ではパリ♥グラフィック—ロートレックとアートになった版画・ポスター展(~2018年1月8日)、東京ステーションギャラリーではシャガール 三次元の世界(~2017年12月03日)、国立西洋美術館では北斎とジャポニズムHOKUSAIが西洋に与えた衝撃(~2018年1月28日)、東京ステーションギャラリーでは鉄道絵画発→ピカソ行 コレクションのドア、ひらきます(~2018年2月12日),

戦争と絵画

2017/11/10 つい先日まで新聞ではスペイン、カタルーニャ地方の独立運動が大きく取り上げられていました。かの国では過去に長らく内戦が行われていましたがスペインの北部に位置しフランスの国境にあるバスク地方、そこにゲルニカという町があります。内戦の折、フランコ率いる反乱軍とそれを支援するドイツ空軍がゲルニカを爆撃し多くの命を奪いました。それに抵抗するかのように戦争の悲惨さを描いたものが‘ゲルニカ’であり、その作者がピカソです。キュビズムの巨匠、パブロ・ピカソ。彼の作品の前に立つといつもその難解なメッセージに思わずたじろいでしまうのですが、彼の若かりし頃の作品はしっかりとした筆致で描かれており、そんな時代の作品とキュビズムに進化した時代の作品を見比べるたびに天才はやはり天才なんだと妙に納得させられます。

月と絵画

2017/11/02 Fly me to the moon.という曲をご存知でしょうか?何人もの歌手が歌い、ついにはフランク・シナトラが謳って爆発的なヒットになりました。と言っても若い世代や中年世代にはもはやわからない曲ですよね。その曲は題名通り‘月に連れて行って’ですが別な意味もあるようです。そんな曲を聞くたびに私はある人の描いた絵を思い出します。その名はマルク・シャガール。彼は愛をテーマに恋人たち、自然そして動物たちを何とも言えない幻想的なタッチで描き、私たちを不思議な世界へと招いています。

色と絵画

2017/10/26 フェルメールブルー、ルノワールピンクなど画家の特徴を色で表す事が良くあります。

南太平洋と画家

2017/10/19 日本から乗り継ぐ事、十二時間 、南太平洋に浮かぶ小さな島、タヒチ。これだけジェット機が発達した今でもまだまだ遠い島と思われている、そんな島に魅了され、100年以上も前にパリから移りすんだ画家がいました。その名はゴーギャン。原住民と共に生活し、彼ら、彼女らをこよなく愛し、その姿を力強いタッチと色彩で描き続けました。彼の絵を見るたびに、なぜ彼が交通手段の少ない当時、今でいえば宇宙に旅するようなところ(少々大げさでしょうか?)に行ったのか?なぜそこを選んだのか?などなど 湧き出るような疑問が浮かんできます。またゴッホとの共同生活、そして仲たがい、耳切り事件、、、画家の心境は私みたいな凡人の感覚では決して推し量れないのでしょうね。

山と絵画

2017/10/13 若い時分は良く故郷 福島の山に登っていました。中でも安達太良山、そして磐梯山は風光明媚な事はもちろん、近くに温泉が湧き出ており、温泉好きな私としては山頂まで登ったあとの充実感に加え、そのあとのひなびた温泉につかるのが大いなる楽しみでした。最近そのような機会はとんと少なくなってきてしまったのは淋しい限りですが・・・

バブルと絵画

2017/10/05 1987年 まさに日本のバブル時期、新宿にある美術館が53億円という値段で絵画を購入し当時の話題をさらいました(今でも作品はその美術館に鎮座しています)。その作品名は‘ひまわり’それを契機に我が国の企業が芸術作品を買い漁る先例となったのです。作家の名はゴッホ、オランダ生まれの彼は精神病院に入院したり、親友ゴーギャンとの諍いから自分の耳をそぎ落としたりと数奇な運命をたどりました。そんな激しい気性の彼の作品はその扱う色彩から彼の精神状態を知る事ができるのも興味深いものがあります。そんな彼も大の浮世絵びいき。作品の中には花魁を描いた絵があったり、絵の背景に浮世絵を挿入したりと絵を通していろいろ見えてくるのも絵画鑑賞の面白さですね。

ロートレックと日本

2017/09/28 昔、福島の街の片隅にあった小さなビストロ、若い時分はよくそこに通っていました。入口は茶色い木の枠に瀟洒なガラスがはまり、そこにはDivan japonaisというタイトルのポスターの一部が彫ってありました。そして店の中には壁中、所狭しといろいろなポスター絵が飾られていました。それがすべてロートレックの作品でした。無論、その店の名前もロートレック。そんな雰囲気が好きでよく足を運び、仲間たちと大いに語らっていたものです。

印象派の船出

2017/09/19 パリに住む多くの画家たちが新しい作風を探っていた1800年代後半、当時開催されたパリ万博はまさにその若者達に多大なる影響を与えたようです。その一人がモネ、彼も浮世絵に多くの影響を受けた一人でした。彼は当時の美術界の本流であった’サロン’に対抗して行われた美術展に’印象・日の出’を出品。1874年のことです。その美術展は後に彼の作品のタイトルから取り、’第1回印象派展’といわれるようになりました。本格的な印象派の船出だったのですね。 モネは大の日本びいき。40歳代から生涯にわたり住んでいたジヴェルニーの家には太鼓橋のある日本風の庭を造りました。その池に咲く睡蓮は彼の代表的な作品となったのは誰しも知るところですね。オランジュリー美術館の中にある360度睡蓮の絵で飾られた部屋で静かにたたずんでいるとなぜか心が落着き、離れがたかった思い出があります。

昔浮世絵・・・今漫画/アニメ

2017/09/15 今、日本の漫画そしてアニメ文化が世界を席捲しています。パリではここ数年日本の漫画、アニメを中心とした一大日本祭が開催され、多くのヨーロッパの人々でにぎわっているそうです。それはあたかも1867年にパリで行われた国際博覧会で初めて浮世絵がパリの人々の目に触れることとなり、以来 芸術の世界に一大センセーションを巻き起こした流れにどこか似ています。まさしくその潮流が私が最も好きな印象派の画家たちに多大な影響を及ぼしたとは・・・