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第二川崎幸クリニック
診療科目

脳神経外科

第二川崎幸クリニックでは2015年7月1日外科系を主体とする外来部門としてオープンしました。脳神経外科では、このクリニックの開設を機会に頭痛外来とボトックス外来の二つ専門外来を設置することにいたしました。

また、頭痛以外の症状として手足や顔面のしびれ、痛み、麻痺、痙攣、めまいなどのある方や頭部外傷の診察、治療を行います。入院を要し脳神経外科が携わる病気が見いだされた場合には連携施設である川崎幸病院に紹介いたます。

当クリニックが担うその他の役割としては脳卒中を患った後の、病気の経過観察及び治療も行います。地域に根ざした温かみのある医療を行いたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

脳神経外科が扱う主な病気

症状: 頭痛、めまい 視野が欠ける、だぶって見える、 顔面のしびれ、麻痺、痛みや痙攣 、意識障害、けいれん(癲癇)手足の麻痺、しびれ、
ふるえ 、歩行がふらつく 頭部の外傷、腫瘤 、頑固な痛み 、記憶障害など認知症

病気: 頭部外傷(頭皮の傷、頭蓋内出血、
脳挫傷、慢性硬膜下出血)、脳血管障害
(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、未破裂脳動脈瘤など)脳腫瘍(良性、悪性)水頭症、脊椎脊髄疾患、感染症(髄膜炎、頭蓋内膿瘍)、てんかん、不随意運動(顔面けいれん、痙性斜頸)

脳神経外科の特色

当施設では脳神経外科一般外来に加えて専門外来として頭痛外来、ボトックス外来を行うことにしました。脳神経外科医が行う外来診療では専門性を生かした対応が可能であると考えております。入院にて加療を行った病気の種類と患者数は図に示す通りです。外来に受診される患者さんが皆、満足な診療を受けられるよう努力いたします。

脳血管内治療科外来

脳血管内治療科外来

脳血管内治療とは脳や脳に関連する血管に対して、皮膚を切開したり頭蓋骨を開けたりすることをせず、血管の中から治療を行う手術です。
手術の方法は身体の表面近くにある太い動脈からカテーテルというを管を挿入し、目的の血管近くまで進めます。
その中にさらに細いカテーテル(薬品やコイルを用いるための管)やバルーンカテーテル(血管を拡張させる管)、 或いはステント(血管を拡張させる道具)を入れ、目的の病変部位まで進めて治療を行います。
脳血管内治療の対症となる疾患は主に出血の原因となる脳動脈瘤、脳血管奇形等と、脳梗塞の原因となる頭頸部・頭蓋内血管の狭窄・閉塞などがあります。
出血の原因となるような病変に対してはプラチナコイルや液体塞栓物質、粒状塞栓物質等を使って病変部を閉塞脳血管内治療 します。
又、狭くなったり詰まってしまった血管に対してはバルーンカテーテルやステントを使って血管を拡げ脳梗塞の進行を予防します。

脳動脈瘤外来

脳動脈瘤は人口の約1%の人にみられるという報告もあります。 すべての脳動脈瘤が破裂する訳ではなく、破れずに天寿を全うする人が多いことは事実であります。 しかし、いったん瘤が破裂しくも膜下出血を起こしますと、約半分の患者さんが死亡または、寝たきりになるというデータに基づき、現在予防的に脳動脈瘤の処置が行われております。
くも膜下出血の多くは、脳動脈瘤(脳の血管にできた瘤)の破裂により引き起こされます。 脳動脈瘤の破裂を来すと重篤な状態に陥ることが多く、大半の患者さんが(約50%)破裂と同時に死亡するか、昏睡状態におちいります。 また、病院に搬入されて治療を受けても、正常の状態に社会復帰できるのは、さらにその半分という報告もあります。出血を繰り返すたびに死亡率は上がります。
診断時に手術可能な状態であれば緊急で再破裂予防の手術が行われます。 従来は開頭してクリップで動脈瘤の根本を閉じる治療が行われていましたが、現在はプラチナコイルを用いて瘤を詰めてしまう塞栓術も行われるようになってきました。

くも膜下出血を起こす危険性と、処置の危険性を考慮したうえで脳動脈瘤を処置するか否かを決めることが大切です。
脳動脈瘤の処置の方法には開頭術による方法(実際に頭を手術により開けて脳動脈瘤の根元を金属のクリップで挟む方法:脳動脈瘤クリッピング術)と、 頭を開けずにカテーテルによる方法(太股の付け根の動脈より血管のなかに細い管を入れ脳動脈のなかにプラチナのコイルを詰める方法:コイル塞栓術)の2種類の方法があり、 それぞれの症例に適した方法を選択します。
当院では脳ドック学会の治療方針による治療適応の方、また、上記記載いたしました破れやすい脳動脈瘤の方には、脳動脈瘤の治療を受けられることをおすすめいたしております。 川崎幸病院では両方の治療が可能で、十分な経験を積んでおりますので安心してご相談ください。

「開頭手術」による脳動脈瘤クリッピング術

開頭術により脳動脈瘤、とくにその根元(頚部)を確認し(左図)、専用のクリップ (脳動脈瘤クリップ)で挟み(右図)、動脈瘤から出血しないようにします。

開頭手術

(日本脳神経外科学会ホームページより図を転載)

血管内治療によるコイル塞栓術

太股の付け根の動脈から血管内に細いカテーテルを通し、先端を脳動脈瘤まで誘導します。 このカテーテルを用いて脳動脈瘤の内部に極めて細いコイル(マイクロコイル)を少しずつ詰めていき、内部を塞いで出血しないようにします。

2002年に発表されたLancetの論文では、血管内治療、すなわち、脳動脈瘤塞栓術で治療した患者の方が1年後の生活レベルが良好であったと報告されています。 また、2006年に発表されたCARAT studyでは長期成績が示され、約9年間の追跡を行った904人中再破裂を来した患者は1例(0.11%)でした。
この結果、脳動脈瘤塞栓術は従来のクリッピング術と肩を並べる結果であると結論しています。

血管内治療によるコイル塞栓術

クリッピング術と脳動脈瘤塞栓術が同等と評価されても、実際には利点欠点がそれぞれにあります。
脳動脈瘤塞栓術を行う場合には、その適応を十分に評価しなければなりません。重要なのは動脈瘤の形状と周囲の血管との位置関係です。
一般に動脈瘤の直径は10mm以下が望ましく、さらに Neck(動脈瘤の付け根の部分)が狭いこと、瘤の直径とNeck の直径の比が2:1より大きいことが望ましいと言われています。
Neck の大きな動脈瘤ではコイルがはみ出したり、合併症を起こす可能性が高くなります。
さらに動脈瘤は通常血管の分岐部に出来ることが多いので、時には動脈瘤から直接血管が分岐していることもあります。 その場合、塞栓術を無理に行うと分岐している血管も一緒に閉塞してしまう可能性があり、脳梗塞を合併する可能性があります。このような場合はクリッピング術が第一選択となります。
脳動脈瘤塞栓術、クリッピング術のそれぞれに得手不得手があり、慎重に適応を決める必要があります。
塞栓術の良い適応は脳底動脈瘤や椎骨動脈瘤、内頸動脈ー眼動脈瘤等、開頭した場合に非常に深部でクリッピング操作の困難な部位では塞栓術が第一選択となります。

血管内治療によるコイル塞栓術

担当医

安江 正治(脳神経外科 部長)/神林 智作(川崎幸病院 脳神経外科部長・脳血管センター長)

川崎幸病院 脳血管センターページはこちら

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診療担当表

  曜日 曜日 曜日 曜日 曜日 曜日 曜日
午前
安江
神林 *1*4
安江*3
壷井 *2*4
安江*3
安江
神林 *1*4
磯谷
熊井

午後
安江

安江 *3*5
安江*3
安江*3 安江
永尾*2*5
夕方 壷井 成清 長山

永尾
*1 脊髄脊椎外来
*2 脳血管内治療科
*3 頭痛外来
*4 脳動脈瘤外来
*5 顔面けいれん(ボトックス外来)




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